裁判官 ☆ データベース - 福岡地判H30.10.31 強制わいせつ被告事件
同僚警察官への強制わいせつ罪、元警部補2人に有罪判決

 同僚の女性警察官にわいせつな行為をしたとして強制わいせつ罪に問われた、いずれも福岡県警留置管理課の元警部補、枝尾光博(58)=依願退職=と於保(おほ)重信(59)=同=の両被告の判決が31日、福岡地裁であった。太田寅彦裁判長は「卑劣、悪質で、破廉恥だ」と述べ、枝尾被告に懲役1年6カ月執行猶予3年(求刑懲役1年6カ月)、於保被告に懲役1年4カ月執行猶予3年(同)を言い渡した。
 判決によると、2015年9月18日夜、福岡市中央区の飲食店であった同課の懇親会で、於保被告が同僚女性の背後から両脇に腕を入れて持ち上げて仰向けに引き倒し、枝尾被告が両足をつかんで無理やり足を開き、覆いかぶさるなどしてわいせつな行為をした。
(10/31(水) 10:57 朝日新聞)

<福岡地裁>元警部補2人に有罪判決 部下にわいせつ行為

 福岡県警の元警部補2人が職場の飲み会で部下の女性警察官にわいせつ行為をしたとされる事件で、福岡地裁(太田寅彦<ともひこ>裁判長)は31日、強制わいせつ罪に問われた於保(おほ)重信被告(59)に懲役1年4月、執行猶予3年、枝尾光博被告(58)に懲役1年6月、執行猶予3年(いずれも求刑は懲役1年6月)を言い渡した。
 公判で、両被告は起訴内容を否認し「体育会系組織風土の中で発生した宴会芸の一環で、わいせつ行為に当たらない」(枝尾被告の弁護人)などと無罪を主張していたが、判決は「行為の内容から性的意味合いが強いことが明らかだ。宴会の悪ふざけや嫌がらせだったとしても、そのような主観的事情は罪の成立に影響を与えない」と判断した。
 その上で「男性ばかりの懇親会で部下に行った行為は卑劣、悪質で破廉恥。被害者には耐え難い、屈辱的扱いだ」と批判した。
 於保被告は控訴する方針。
 判決などによると、両被告は留置管理課に所属していた2015年9月18日、福岡市中央区の飲食店であった職場の懇親会に参加。於保被告が女性警察官を背後から両脇をつかんで押さえつけ、枝尾被告が女性を無理やり開脚させるなどした。飲み会には計16人が参加したが、女性は1人だけだった。
 福岡県警は昨年3月、於保被告を停職3カ月、枝尾被告を同1カ月の懲戒処分とした。2人は依願退職した。【平川昌範】
(10/31(水) 11:45 毎日新聞)

元警察官2人に有罪判決 飲み会でわいせつ行為 「同僚へ悪ふざけ」退ける 福岡地裁

 職場の飲み会で同僚の女性警察官にわいせつな行為をしたとして、強制わいせつの罪に問われた元福岡県警留置管理課警部補、於保重信被告(59)と同枝尾光博被告(58)の判決公判が31日、福岡地裁であり、太田寅彦裁判長は「破廉恥な行為で女性の羞恥心を著しく害した」として、於保被告に懲役1年4月、執行猶予3年、枝尾被告に懲役1年6月、執行猶予3年(いずれも求刑懲役1年6月)を言い渡した。
 判決によると2015年9月18日、福岡市中央区の飲食店で、同僚だった女性警察官=当時(41)=を於保被告が背後から押さえつけ、枝尾被告が女性の両足を開脚させて股間を数回押し当てた。
 両被告は「飲み会での悪ふざけであり、わいせつ目的や共謀はなかった」と無罪を主張していた。
 太田裁判長は判決理由で、枝尾被告が女性の両足を持ち上げ、腰を数回振った行為について「社会通念に照らし性的意味合いが強いことは明らかだ」と指摘。於保被告も、枝尾被告がわいせつ行為に及ぶと分かった上で女性の体を押さえつけており、「暗黙のうちに意思を相通じた」として共謀を認めた。
 判決後、於保被告は「不当な判決」として控訴する意向を示した。
(10/31(水) 14:32 西日本新聞)