裁判官 ☆ データベース - 津地判R3.10.8 法人税法違反、地方法人税法違反被告事件
脱税の夫婦に有罪判決 津地裁

 所得を隠して約3700万円の法人税などを脱税したとして、法人税法違反と地方法人税法違反の罪に問われた三重県鈴鹿市の電気工事会社「鈴鹿テクノ」と元代表の森大樹被告(65)、経理を担当していた妻で元役員の和代被告(65)の判決公判が8日、津地裁であり、檀上信介裁判官は同社に罰金900万円(求刑罰金1千万円)、大樹被告に懲役10月、執行猶予3年(求刑懲役10月)、和代被告に懲役1年、執行猶予3年(求刑懲役1年)の判決を言い渡した。
 檀上裁判官は判決理由で「所得の秘匿工作は、計画的かつ巧妙な手法によるものが中心であり、悪質である」とした。一方、同社は修正申告した上で本税を全額納付しており、両被告はいずれも経営者または経理担当者を退いているなどとして執行猶予付き判決とした。
 判決によると、両被告は共謀し、架空外注費を計上するなどの方法で所得を隠してうその確定申告をし、計約3700万円の法人税と地方法人税を脱税した。
(2021-10-09 伊勢新聞)