裁判官 ☆ データベース - 宮崎地判H30.4.24 殺人被告事件
夫撲殺で64歳女に懲役6年 宮崎地裁「判断力あった」

 宮崎県西都市の自宅で昨年6月、夫=当時(63)=をハンマーで殴り殺害したとして、殺人罪に問われた高倉美和子被告(64)の裁判員裁判で、宮崎地裁は24日、懲役6年(求刑懲役7年)の判決を言い渡した。
 判決理由で岡崎忠之裁判長は、高倉被告が夫の浮気を疑う妄想性障害で心神耗弱の状態だったが、一定の判断力はあったと認定。「自己中心的で興奮すると歯止めがきかない性格によるところが大きい。無抵抗の夫を一方的に何度も殴るなど、残忍な犯行だ」と指摘した。
 判決によると、昨年6月15日午後10時10分ごろから16日早朝にかけて、夫義勝さんの頭をハンマーで殴るなどして殺害した。
(2018.4.24 18:04 産経WEST)

西都の夫暴行殺害 妻に懲役6年判決 地裁 /宮崎

 昨年6月に西都市妻の自宅で当時63歳の夫を殺害したとして、殺人罪に問われた妻の高倉美和子被告(64)に対し、宮崎地裁の裁判員裁判は24日、懲役6年(求刑・懲役7年)の実刑判決を言い渡した。岡崎忠之裁判長は「被害者に落ち度はなく、殺害方法も残忍」と述べた。
 判決によると、高倉被告は昨年6月15〜16日、夫の義勝さんの頭をハンマーで多数回殴るなどして殺害した。
 高倉被告は、逮捕後の鑑定留置で精神疾患の「妄想性障害」と診断。弁護側は、被告は心神耗弱状態だったとして執行猶予を求めたが、判決は「(犯行は)被告の性格によるところもあるとの医師の証言もあり、遺族も厳罰を希望している」として実刑が相当とした。
 弁護側は、事件前に被告からの暴力を理由に県が義勝さんを一時保護した後の西都市の対応にも不備があったと主張したが、判決は「同情すべき点もあるが、刑を下げる事情として考慮できない」として退けた。
 弁護側は控訴を検討する。【塩月由香】
(2018年4月25日 毎日新聞)