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毒物カレー事件、再審開始認めず 和歌山地裁

 和歌山市で1998年に起きた毒物カレー事件で、殺人や殺人未遂などの罪で死刑が確定した林真須美死刑囚(55)の再審請求審で、和歌山地裁(浅見健次郎裁判長)は29日、再審開始を認めない決定をした。
 再審請求審で弁護側は、京都大の専門家に独自で鑑定を依頼。林死刑囚宅などから見つかったヒ素と、犯行に使われた事件現場の紙コップに付着したヒ素とは、組成の特徴が異なるとの鑑定結果を得て「(死刑囚が)犯人でないことは明らか」と訴えていた。
 しかし浅見裁判長は、弁護団が提出した鑑定結果などの証拠が、再審開始の要件となる「新証拠」には当たらないと判断した。
 最高裁は2009年4月、カレー鍋と死刑囚宅から検出されたヒ素が同一で、死刑囚の毛髪に高濃度のヒ素が付着し、ヒ素を取り扱っていたと推認できるなどとして、検察側の主張を認め、一、二審の死刑判決を支持した。
(2017/3/29 23:13 日経新聞)

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