報道等をもとに日本の裁判官の情報を収集、掲載しています。

少年に懲役18年 名古屋女性強殺で地裁判決

 2017年に名古屋市西区のパート従業員、野田みゆきさん(当時53)が殺害され、仮想通貨がだまし取られた事件で、強盗殺人と死体遺棄の罪に問われた少年(19)の裁判員裁判の判決が22日、名古屋地裁であった。吉井隆平裁判長は「落ち度のない被害者の命を奪った責任は極めて重い」として懲役18年(求刑同20年)を言い渡した。
 吉井裁判長は判決理由で「馬乗りになって被害者の首を絞めるなど犯行に不可欠な役割を果たし、相当の報酬も得ていた。被害者が感じた恐怖や苦痛は想像を絶する」と述べた。
 弁護側は「遺棄した際は被害者が生きていると認識していた」として死体遺棄罪が成立しないと主張したが、吉井裁判長は「呼吸したり動いたりするのを直接見たわけではない」と退けた。
 判決によると、少年は17年6月、無職の西田市也被告(22)=強盗殺人罪などで起訴=と共謀。滋賀県多賀町周辺で野田さんに暴行を加えて現金約5万円などを奪った後、首を絞めて殺害し、遺体を土中に埋めた。
 西田被告は、殺害後に野田さんの仮想通貨「ビットコイン」を自身の口座に移してだまし取ったとして電子計算機使用詐欺罪にも問われている。
(2018年11月22日 19:36 日経新聞)

女性強殺、少年に懲役18年 名古屋地裁判決

 名古屋市西区のパート従業員野田みゆきさん=当時(53)=が滋賀県内で現金などを奪われ殺害された事件で、強盗殺人と死体遺棄の罪に問われた無職少年(19)=同県愛知郡=の裁判員裁判の判決公判が22日あり、名古屋地裁は懲役18年(求刑懲役20年)を言い渡した。
 吉井隆平裁判長は判決理由で、少年は野田さんの胸部に馬乗りになって首を絞めたなどとして、「残虐かつ凶悪。犯行で重要な役割を担い、責任は極めて重い」と指摘した。弁護側は死体遺棄罪について、「死亡しているとの認識はなかった」として無罪を主張したが、吉井裁判長は少年が遺棄の直前にインターネットで「死体 腐臭」と検索したことなどを挙げ、「被害者が死亡しているかもしれないと思っていた」と同罪の成立を認めた。
 その上で、犯行を発案し計画したのは少年の知人で住所不定、無職の西田市也被告(22)=強盗殺人罪などで起訴=で、少年は従属的立場だったと認定。「西田被告の指示を断り切れず、利用される形で犯行に及んだ」などとして求刑より2年短くした。
 判決によると、少年は西田被告と共謀し、昨年6月18日、滋賀県多賀町付近で野田さんから約5万円などを奪った上、首を絞めて殺害。遺体をキャリーバッグに入れて隠し、2日後には町内の山林にバッグごと埋めた。
 西田被告は野田さん殺害後、野田さんが持っていた仮想通貨「ビットコイン」(約35万円相当)を不正に入手したとして、電子計算機使用詐欺の罪でも起訴されている。初公判は来年1月23日の予定。
(2018年11月22日 22時09分 中日新聞)

名古屋強殺 19歳少年に懲役18年 地裁判決

 昨年6月、名古屋市西区のパート従業員野田みゆきさん(当時53歳)を殺害、遺体を遺棄したとして強盗殺人と死体遺棄の罪に問われた少年(19)の裁判員裁判で、名古屋地裁は22日、懲役18年(求刑・懲役20年)の判決を言い渡した。吉井隆平裁判長は「犯行は残虐かつ凶悪。結果は非常に重大で、責任は極めて重い」と述べた。
 判決によると、少年は昨年6月18日夜、住所不定、無職西田市也被告(22)(強盗殺人罪などで起訴)と共謀。西田被告の知人の野田さんから仮想通貨「ビットコイン」を奪おうと、滋賀県多賀町内で野田さんの現金約5万円やスマートフォンなどを奪い、河川敷で野田さんに馬乗りになって両手で首を絞めるなどして殺害。遺体をキャリーバッグに入れ、その後、同町内の山中に埋めた。
 判決は、野田さん殺害の実行行為を少年が担ったと認定。野田さんの顔に粘着テープが何重にも巻かれ、あばら骨が15か所も折れていたとし、「恐怖や苦痛は想像を絶する」と述べた。
 公判で少年側は、遺棄の際にバッグ内から呼吸音が聞こえ、「遺体」とは認識していなかったとして、死体遺棄罪は成立しないと主張。しかし判決は、少年は瀕死ひんし状態の野田さんが呼吸する姿は確認していないとし、「死亡の可能性を全く考えていないのは不自然だ」と弁護側の主張を退けた。
 また、両親の離婚などを経験した少年には主体性の欠如がみられ、悩みを親身に聞いてくれる「恩人」と慕う西田被告の誘いを断れなかったことや、被告との関係が失われることへの不安から、従属的な立場で事件に加担したと認定した。
 ただ、殺害の実行行為を担い、犯行後に西田被告から報酬を得ていたことなどを重視。弁護側が少年院送致の保護処分を求めたのに対し、「少年の特性は極めて特殊ともいえず、成育歴や西田被告との関係を考慮しても、保護処分が社会的に許容されるとは認められない」と指摘した。
 言い渡し後、吉井裁判長は、ついたてを背にした少年に「判決を真摯しんしに受け止め、自分の過ちをよく考えてみてほしい」と語りかけた。弁護人は「判決をどう受け止めたかを聞き、控訴するかどうかを検討する」と語った。
 閉廷後、補充裁判員だった女性が取材に応じ、「少年が自分の人生にとって良い人と出会えたらいいと思う」と語った。
(2018年11月23日 読売新聞)

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