報道等をもとに日本の裁判官の情報を収集、掲載しています。

学校責任二審も認めず、医療的ケア児対応巡り 名高裁

 日常的にたんの吸引が必要な「医療的ケア児」にあたる男子中学生と両親が、公立学校で保護者による吸引器の持参や校外学習の付き添いなどを強いられたのは障害者差別だとして、愛知県尾張地方の自治体に三百三十万円の賠償と吸引器具の配備を求めた訴訟の控訴審判決が三日、名古屋高裁であった。始関(しせき)正光裁判長は「不当な差別的扱いということはできない」として、一審の名古屋地裁判決に続いて、原告側の訴えを退けた。
 男子生徒は生後間もなく気管が狭くなる「声門下狭窄(きょうさく)症」を患い、気管を切開した。小学校の入学時に学校側から、保護者が毎日、吸引器具を持参することを条件とされ、校外学習への付き添いも求められた。原告側は、こうした学校側の対応が「ほかの子にはない条件を課しており、障害を理由とした差別だ」と主張していた。
 始関裁判長は「吸引器具は個人的に使うことが想定され、公費で取得して貸与することは合理的な配慮といえない」と指摘。付き添いも「子の身体の安全を確保し、適切なケアを期待できる」と述べた。
(2021年9月4日 05時00分 (9月4日 05時01分更新) 中日新聞)

コメントをかく


「http://」を含む投稿は禁止されています。

利用規約をご確認のうえご記入下さい

もくじ

名前で検索


 あ行

 か行

 さ行

 た行

 な行

 は行

 ま行

 や行

 ら行?

 わ行

 

管理人/副管理人のみ編集できます