報道等をもとに日本の裁判官の情報を収集、掲載しています。

介護中の妻殺害で猶予判決、福島 裁判長「強く非難できず」

 福島県郡山市の自宅で昨年10月、介護をしていた妻=当時(88)=の首を電気コードで絞めて殺害したとして、殺人罪に問われた無職深谷文幸被告(64)の裁判員裁判で福島地裁郡山支部は21日、懲役3年、執行猶予5年(求刑懲役5年)の判決を言い渡した。
 判決理由で須田雄一裁判長は、運動機能低下などの症状が出るパーキンソン病の妻ヒデさんを7年間にもわたりほぼ独りで献身的に介護してきたと指摘。経済的な余裕がない中、自宅マンションの解体で転居を迫られ、妻の将来を悲観し追い込まれていったとし「強く非難できない」と語った。(共同通信)
(2020年8月21日 19時31分 東京新聞)

郡山・介護妻殺害に猶予判決 地裁郡山「強く非難はできない」

 郡山市のマンションで昨年10月、女性=当時(88)=が殺害された事件で、殺人の罪に問われた夫の本籍郡山市、住所不定、無職、被告男(64)の裁判員裁判判決公判は21日、地裁郡山支部で開かれ、須田雄一裁判長は懲役3年、執行猶予5年(求刑懲役5年)を言い渡した。
 須田裁判長は判決理由で、被告が妻の介護をほぼ1人で担い、経済的に余裕がない中で転居を迫られるなど「問題が重なったことに耐えかねて殺害を決意した」と経緯を説明。相談すれば介護や転居費用の負担を軽減できる余地があったことを指摘した上で、被告が精神的に追い詰められていたとして「問題解決のための手段を尽くす余裕がなかったとも考えられ、強く非難することはできない」と結論付けた。加えて、自首したことや、遺族が被告に厳罰を望んでいないことなどから、執行猶予付きの判決とした。
(2020年08月22日 08時35分 福島民友新聞)

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