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「だまされたふり」で摘発 詐欺未遂の被告 無罪 福岡地裁
 電話でうそを言って現金をだまし取る特殊詐欺摘発を目的とした警察の「だまされたふり作戦」で逮捕され、詐欺未遂罪に問われた兵庫県尼崎市の男性被告(35)の判決で福岡地裁(丸田顕裁判官)は12日、無罪(求刑懲役3年)を言い渡した。被告が犯行に加わったのは被害者が作戦に協力した後で、だましたわけではなく、罪に問えないと判断した。
 判決によると、被害者の女性=当時(84)は昨年3月、宝くじに必ず当せんする特別抽せんに参加できると電話がかかってきたため、警察に相談。「だまされたふり作戦」に協力した。
 現金が入っていない荷物を送り、被告が大阪府内で受け取ったため、現行犯逮捕された。被告は「受け子」役だったという。
 丸田裁判官は、被告が指示役の何者からか受け取りを依頼されたのは、女性が警察に相談した後だったと認定。被告は女性をだました行為には関わっていないと判断した。
 その上で、女性が荷物を送ったのはだまされたためではなく、荷物を受け取った行為は「詐欺罪を構成する要件に当たらない」と結論付けた。だまされたふり作戦についても「有効性を否定するということではないが、(捜査側は)慎重な判断を行うべきだ」と述べた。
 甲南大法科大学院の園田寿教授(刑法)は「同様のケースでは有罪が認定されるのが現状の流れで、異例の判断だ」と話した。
(2016年09月13日 17時18分 西日本新聞)

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