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市長選で演説妨害、副市長と議長に賠償命令

 2015年2月の福岡県みやま市長選で街頭演説を妨害されたなどとして、同市長選に立候補、落選した元市議の田中信之氏と運動員5人の計6人が、同市の高野道生副市長と牛嶋利三議長に総額660万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が20日、福岡地裁久留米支部であった。青木亮裁判長は「選挙運動に関する利益などを侵害した」などとして、2人に計38万5000円の支払いを命じた。
 判決によると、高野副市長は選挙中の15年2月14日、演説会場の道の駅駐車場で、マイクを持っていた運動員1人の左手を押し下げて演説を制止。牛嶋議長はカメラ付き携帯電話で運動員らを撮影した。
 青木裁判長は、高野副市長と牛嶋議長が原告らと対立関係にあったとし、「政敵ともいうべき原告らの演説を有形力を行使して制止した。みだりに容貌ようぼうを撮影されない人格的利益も侵害した」とした。
 市長選には現職の西原親市長と田中氏ら新人2人が立候補し、高野副市長らが支援する西原市長が約1万1000票を獲得して3選を果たした。田中氏の得票は約2700票だった。判決では「被告らの行為が選挙の大勢に影響を与えたとは認められない」として、賠償額は田中氏に11万円、運動員1人当たり5万5000円とした。
 高野副市長は「判決は誠に残念。内容を確認し、弁護士と協議しながら対応を検討したい」とのコメントを出した。
(2018年07月21日 07時58分 読売新聞)

選挙妨害 みやま市長選、街頭演説妨害 副市長らに賠償命じる 「制止は政敵糾弾」 地裁支部 /福岡

 2015年のみやま市長選で街頭演説を妨害したとして、立候補していた田中信之さんらが高野道生副市長と牛嶋利三議長に損害賠償を求めた裁判で、福岡地裁久留米支部(青木亮裁判長)は20日、計38万5000円を田中さんらに支払うよう命じた。高野副市長と牛嶋議長は、現職で立候補していた西原親市長陣営を応援しており、青木裁判長は「副市長らの制止行為は公務員としての職務行為ではなく、政敵である原告らを糾弾する行為だった」と指摘した。
 判決によると、15年2月14日午前11時半ごろ、同市瀬高町大江の「道の駅みやま」で街頭演説をしていた田中さんらに対し、高野副市長と牛嶋議長がマイクを押し下げ、携帯電話で写真を撮るなどして制止した。
 高野副市長らは「道の駅」は公共施設のため無許可使用は許されないとして注意したと主張していた。一方、原告らは「道の駅」は道交法上の道路にあたり、選挙の街頭演説をする場合は道路使用許可が不要であり、2人の行為で選挙運動が妨害されたとして、計660万円の損害賠償を求めていた。
 毎日新聞の取材に対し、高野副市長は「注意したことがなぜ悪いのか」と控訴する意向を示し、牛嶋議長は「賠償を命じる判決は青天のへきれき」と話した。【安部志帆子】
(2018年7月21日 毎日新聞)

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