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元妻の母親殺害、63歳男に懲役15年 福井地裁判決

 福井県勝山市で平成29年11月、妻だった女性を殺害しようと住宅に押し入り、同居していた女性の母親を殺害したとして、殺人と殺人予備などの罪に問われた無職、室坂一美被告(63)の裁判員裁判判決で、福井地裁は6日、懲役15年(求刑懲役18年)を言い渡した。
 渡辺史朗裁判長は判決理由で「相当な強さで殴っており、生命侵害の危険が高く悪質だ」と指摘する一方で「住宅に向かう時点で殺意があったと断定するのは困難だ」と判断、計画性はなかったとする弁護側主張を認めた。
 またパーソナリティー障害の疑いに加え、幼少時に両親の不和を目撃したことが与えた影響について、渡辺裁判長は「同情の余地はあるものの、刑を軽くする事情にはならない」と退けた。
(2019.2.6 18:37 産経新聞)

元妻の母殺害男に懲役15年判決 福井地裁「殺害の態様は悪質」

 2017年11月、福井県勝山市の女性=当時(84)=が自宅で頭を殴られ殺害された事件で、女性に対する殺人罪と事件当時不在だった長女を殺害しようと凶器を準備した殺人予備罪などに問われた、長女の元夫で住所不定、無職室坂一美被告(63)の裁判員裁判の判決公判が2月6日、福井地裁であった。渡邉史朗裁判長は「相当な強さで殴り殺しており、殺害の態様は悪質」として懲役15年(求刑懲役18年)を言い渡した。
 争点となった女性への殺意が生じた時期について、渡邉裁判長は「憎悪の対象は主として長女」とし、現場に向かう時点で女性の殺害を決意していたと断定するのは困難と指摘。計画性はなかったとする弁護側の主張を認めた。
 判決理由では、人格的な障害や母親に対する父親の暴力を幼少時から目の当たりにしてきたことが事件に影響したとしながらも、「大きく同情することは難しい」とした。被告の態度から「反省や更生が進みにくい可能性がうかがわれる」と述べた。
 判決によると、室坂被告は2017年11月15日午後6時ごろ、離婚時に財産分与を断られたことへの恨みを晴らそうと、長女を殺害するための金づちを持ち、女性宅に侵入。長女が不在と分かり、恨みを抱いていた女性の頭を金づちで複数回殴打し殺害した。
(2019年2月7日 午前7時00分 福井新聞)

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