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前市議らに有罪 石垣市・職務強要 4人に刑猶予

 沖縄県石垣市内へのゴルフ場建設を巡り、2016年1月、中山義隆市長に市有地の貸し付けを認めるよう共謀し脅迫したとして職務強要罪に問われた前市議会議員2人を含む4被告の判決公判が28日、那覇地裁で開かれた。4被告はいずれも脅迫行為はないと無罪を主張したが、柴田寿宏裁判長は有罪認定し、それぞれに執行猶予付きの懲役1〜2年を言い渡した。被告らは控訴を検討するとした。
 判決によると、4被告は当時、ゴルフ場建設を計画する団体の理事や関係する土地の提供者として事件に関与。量刑は最も積極的だったとして団体役員に懲役2年(求刑同)、執行猶予5年の判決。前市議の1人は懲役1年6月(求刑同)、執行猶予3年、別の前市議と会社役員はそれぞれ懲役1年(求刑懲役1年6月)、執行猶予3年とした。
 柴田裁判長は中山市長が録音した会話の内容などから、団体役員が市長室で中山市長に、市長が半裸の女性と写っている写真の印刷物を示しゴルフ場建設への協力を迫ったと認定した。
 その後に被告らがゴルフ場建設を巡って市長に申し向けた発言などは「市長の名誉などに危害を加えかねない脅迫」と認めた。
(11/29(木) 10:59 琉球新報)

4被告全員に有罪判決 那覇地裁

 「強い意志の犯行」と認定 市長職務強要事件
 【那覇】伊原間地区でのゴルフ場建設計画をめぐり、市有地の貸し付けなどを求めて中山義隆石垣市長を脅迫したとして職務強要の罪に問われた前市議の今村重治と伊良皆高信ら4被告の判決公判が28日、那覇地方裁判所であり、柴田寿宏裁判長は全被告に執行猶予付きの有罪判決を言い渡した。被告側代理人の一人は、控訴するかどうかは今後協議して決めるとした。
 柴田裁判長は「市長に対して3カ月以上にわたり、ゴルフ場建設計画への協力を強制し続けており、強い意志に基づく犯行だ」と認定、前市議の両被告に対して「市議会議員でありながら犯行に及んだ責任がある」として今村被告に懲役1年6カ月(求刑1年6カ月)、執行猶予3年、伊良皆被告に懲役1年(同1年6カ月)、執行猶予3年を言い渡した。
 押川被告は懲役2年(同2年)、執行猶予5年、宮谷被告は懲役1年(同1年6カ月)、執行猶予3年とした。
 判決理由で柴田裁判長は「市有地貸し付けに協力させるために脅迫を企て、共謀のうえ職務強要の犯行に及んだ」と判示、「市長にとって不名誉な写真を材料にして暗に脅迫するという犯行態様は悪質だ。被告人らはいずれも公判で不合理な弁解をしており、反省しているとはいえない」と指摘した。
 判決などによると、被告らは市有地の貸し付けなどを受けられず、ゴルフ場建設計画が思うように進まなかったことから、中山市長が半裸の女性とともに写っている市議時代の写真を入手し、これを材料に共謀の上で脅迫、協力を強要したとされる。
 ■「適切に判断」と文書でコメント 中山市長
 「職務強要被告事件」の判決を受け、原告の中山義隆石垣市長は「適切に判断をいただいたものと思う。今回の件では、市民の皆さまにご心配をおかけしたが、今後とも職責を全うしていきたい」と文書でコメントを発表した。
 また、同文書で「職員には職務執行において、外部からの不当な圧力や職務強要に対しては毅然(きぜん)と対応するよう周知を図っていく」としている。
(2018年11月29日 八重山毎日新聞)

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