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「第三者の可能性、排除できない」 うるま市妻殺害、76歳の夫に無罪判決 那覇地裁

 2015年2月にうるま市内の自宅で妻=当時(73)=の首を絞めて殺害したとして、殺人の罪に問われた無職の男性(76)の裁判員裁判の判決公判が27日、那覇地裁であり、柴田寿宏裁判長は「第三者の犯行可能性が排除できない」と検察側の立証が不十分と指摘し、無罪(求刑懲役17年)を言い渡した。09年に始まった那覇地裁の裁判員裁判で、完全無罪の判決は初めて。
 判決で柴田裁判長は、遺体発見時に外部から侵入可能だった妻の寝室の掃き出し窓について「事件当時には完全に閉まっていたとは限らない」と指摘。「開いていた窓から侵入した可能性が残る以上、第三者の犯行可能性は排除できない」と判示した。
 検察側は、「掃き出し窓には外部から侵入した場合に残る痕跡はなかった」とするうるま署の鑑識担当警官の証言などを基に、「妻の死亡推定時刻には自宅に妻と被告人しかいない。自宅内に争ったり物色されたりした形跡はなく、証拠上は被告人が犯人と考えた方が整合的だ」と訴えた。
 だが柴田裁判長は、事件当日の鑑識活動で窓の状況を撮影した写真がないとし、警察の鑑識活動が不十分だと認定。「物色された痕跡がないからといって、窃盗目的の侵入が否定されたことにはならない」とした。
 弁護側の大井琢弁護士は「不十分な証拠で逮捕・起訴した」と県警や那覇地検を批判。「男性を苦しめることになるので、控訴するべきでない」と訴えた。
 地検の白井智之次席検事は「判決を精査し、上級庁とも協議して適切に対応したい」とコメントした。県警捜査1課は「判決については承知しているが、県警としてコメントできる立場にない」とした。
 男性は、15年2月に自宅で妻の首を圧迫して殺害したとして、昨年12月に起訴された。
(2017年10月28日 05:20 沖縄タイムス)

夫に無罪判決 うるま市女性殺害 那覇地裁裁判員裁判で初

 2015年2月、うるま市田場の自宅で妻=当時(73)=の首を絞めて殺害したとして、殺人罪に問われた男性(76)の裁判員裁判の判決言い渡しが27日午後、那覇地裁(柴田寿宏裁判長)であり、柴田裁判長は無罪を言い渡した。
 2009年に裁判員裁判制度が導入されてから、那覇地裁の公判で無罪判決が言い渡されるのは初めて。
 弁護側は「真犯人は他にいる。被告は無実で無罪だ」と第三者による犯行だと主張していた。検察側は事件発生後の鑑識結果や、寝室内に物色された形跡がなかったことなどから第三者の犯行を否定。被告に対し、懲役17年を求刑していた。
(2017年10月27日 17:32 琉球新報)

妻殺害の罪に問われた裁判 夫に無罪の判決 那覇地裁

 おととし、沖縄県うるま市の自宅で妻を殺害したとして殺人の罪に問われた76歳の夫に、那覇地方裁判所は「外部から侵入した第三者の犯行の可能性が排除できない」として、無罪を言い渡しました。
 沖縄県うるま市の中山盛壽さん(76)は、おととし2月、自宅の寝室で73歳の妻の首を圧迫して殺害したとして、殺人の罪に問われました。
 これまでの裁判員裁判で、検察が懲役17年を求刑したのに対し、弁護士は「遺体が見つかった寝室の窓の鍵は開いていて、第三者が外から入って犯行に及んだ」として無罪を主張していました。
 27日の判決で、那覇地方裁判所の柴田寿宏裁判長は「寝室の窓の状況についての鑑識活動で写真撮影は行われておらず、外から窓を開けた痕跡はなかったという検察の主張には客観的な証拠がない」と指摘しました。
 そのうえで、「外部から侵入した第三者の犯行の可能性が排除できない」として、無罪を言い渡しました。
 判決について、弁護士は記者会見し、「犯人だと決めつけたのが最大の問題だ。検察は控訴すべきではない」と述べました。
 一方、那覇地方検察庁の白井智之次席検事は「主張が認められず遺憾だ。判決内容を精査し、上級庁とも協議したうえで適切に対応したい」とするコメントを出しました。
(10月27日 20時16分 NHK)

妻殺害問われた男性に無罪判決 那覇地裁「証拠不十分」

 妻の首を絞めて殺害したとして殺人の罪に問われた沖縄県うるま市の男性に、那覇地裁(裁判員裁判)は27日、無罪を言い渡した。柴田寿宏裁判長は、県警の捜査のずさんさを指摘し「被告が犯人であると証明されていない」と述べた。
 無罪判決を受けたのは、無職中山盛寿(せいじゅ)さん(76)。2015年2月、自宅の寝室で、妻静子さん(当時73)が死亡しているのを、寝室の窓から部屋に入って見つけた。寝室のドアは施錠されていた。
 県警は16年11月に中山さんを殺人容疑で逮捕し、那覇地検が12月に起訴。検察は、寝室の窓から中山さん以外の第三者が侵入した形跡が鑑識作業で見つからなかったと主張した。これに対し、中山さんは一貫して無罪だと訴えていた。
 判決は、この窓の鑑識作業について写真が撮られていないなど客観的証拠がなく、事件から1年9カ月後の県警の鑑識の検証も不十分だったと指摘。中山さん以外の犯人が窓から侵入した可能性がないとはいえないと認定した。
 静子さんの爪から検出された微物から中山さんのDNA型が検出された。検察は「抵抗した際にひっかいた証拠」と主張したが、判決は「一緒に暮らす日常生活の中で付着した可能性が否定できない」と退けた。
 中山さんの弁護人を務めた大井琢弁護士は閉廷後に会見し「県警は最初から中山さんを犯人と決めつけ、捜査が後手後手となった。判決は証拠が不十分だと完膚無きまでに指摘しており、地検は控訴すべきでない」と話した。那覇地検の白井智之次席検事は「主張が認められず遺憾。判決内容を精査し、上級庁とも協議の上適切に対応したい」と述べた。
(10/27(金) 19:55 朝日新聞)

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