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大和郡山市の滞納額「10倍差し押さえ」に違法判決 奈良地裁

 奈良県大和郡山市で、滞納した税金124万円を大幅に上回る不動産を差し押さえられたとして、自営業の男性(67)が市に取り消しなどを求めた訴訟で、奈良地裁は処分の一部取り消しを命じる判決を言い渡した。島岡大雄裁判長は、「男性の不動産は滞納額の10倍近くの価値があり、差し押さえは違法」と判断した。21日付。
 判決などによると、市は2017年5月、固定資産税など124万円を滞納したとして男性が妹と共同所有していた土地約1万平方メートルと建物(固定資産税の課税評価額計3636万円)を差し押さえた。男性は土地の売却を巡り、一緒に相続した妹と意見が食い違ったことなどから、登記や税納付をしていなかったという。
 市は訴訟で「差し押さえ物件を公売にかけると、課税評価額より安くなる可能性がある。土地は市街化調整区域にあり、公売で売れない恐れもある」と主張。差し押さえの対象が多くなったとしても、不当ではないと反論していた。
 しかし島岡裁判長は、不動産のうち男性の持ち分は1215万円の価値があったと認め、「裁量権を著しく逸脱・乱用した違法な処分」と判断。滞納額を上回る分の差し押さえは取り消すよう命じた。
 男性は毎日新聞の取材に「滞納したのは申し訳ないことだが、百数十万円の滞納でこれだけの土地を差し押さえられた。登記に残ってしまい、先祖に申し訳が立たない」と話した。市は「判決内容を精査し、控訴するかどうか検討する」としている。【数野智史】
(2/25(月) 21:01 毎日新聞)

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