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病気休職中に部下が不祥事、復帰後「監督不行き届き」理由に懲戒処分…地裁が取り消し命令

 徳島県のみよし広域連合消防本部の元消防長の男性(63)が、休職中に部下が起こした不祥事を理由に懲戒処分を受けたのは不当だとして、処分の取り消しなどを求めた訴訟で、徳島地裁は15日、男性の請求を認め、みよし広域連合に処分の取り消しを命じる判決を言い渡した。
 判決によると、男性が消防長だった2018年6月、石井町で飲酒ひき逃げ死亡事故が発生。車に部下の消防士が同乗していた。事故当時、男性は病気のため休職中だったが、復帰後の同年9月、みよし広域連合から、部下への監督不行き届きを理由に戒告の懲戒処分を受けた。
 島戸真裁判長は「男性は病気休暇取得中で指導を行うことはできず、さらに、80人を超える部下に対して直接監督を行うことは困難で、監督義務を怠っていたとは言えない」とし、処分の取り消しを認めた。
 みよし広域連合は、判決について「主張が認められず大変残念。今後の対応は、判決文の内容を精査し、検討していきたい」とのコメントを出した。
(9/16(木) 18:27 読売新聞)

休職中、部下が不祥事 元消防長の懲戒処分取り消し 徳島地裁判決

 休職中に発生した部下の不祥事で懲戒処分を受けたのは不当として、徳島県のみよし広域連合消防本部の元消防長の男性(63)=2019年3月に定年退職、京都市=が処分取り消しなどを求めた訴訟の判決が15日、徳島地裁であり、島戸真裁判長は取り消しを命じた。
 判決によると、男性が病気休暇取得中だった18年6月、部下の消防士も同乗する乗用車が飲酒ひき逃げ死亡事故を起こした。このため男性は消防長として監督責任を問われ、復帰後の同9月に戒告の懲戒処分を受けた。
 判決で島戸裁判長は、事故時に男性は休職中だったとして、部下への指導監督が期待できなかったと判断。休職(18年5、6月)前についても、部下の勤務態度に問題がなかった事や、男性が職場で飲酒運転の注意喚起をしていた点などから、「管理監督義務の懈怠(けたい)を認めることはできない」として、懲戒処分を違法と結論づけた。
 判決を受け、松浦敬治・みよし広域連合長(東みよし町長)は「主張が認められず大変残念。今後の対応は判決の内容を精査し検討したい」とした。
 判決後に記者会見した男性は「全面勝利で本当に安堵(あんど)した。私は退職間近に処分を受けたので提訴できたが、そうでなければ難しい。他の自治体でも誤った処分が無いようにしてほしい」と述べた。原告側代理人の塩見卓也弁護士は「部下の不祥事に対し上司に具体的な落ち度がない場合、安易に懲戒処分をしてはいけないという良い先例になる判決だ」と評価した。【国本ようこ】
(9/15(水) 19:00 毎日新聞)

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