報道等をもとに日本の裁判官の情報を収集、掲載しています。

クールジャパン機構、セクハラで幹部ら2人に10万円支払い命令 東京地裁

 日本のアニメや食などを海外に売り込む官民ファンド「クールジャパン機構」(東京)の幹部らからセクハラを受けたなどとして、元派遣社員の30代女性が機構や幹部らに計2千万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が3日、東京地裁であった。阿部雅彦裁判長は「人格権を侵害する違法行為があった」として2人に計10万円の支払いを命じた。原告側は控訴する方針。
 判決によると、機構幹部は懇親会で、女性らに機構関係者との「ワインディナー」や幹部との外出といった内容を含むくじを引かせたほか、別の幹部は社内の歓迎会後、女性の肩に5回程度手を回そうとして複数回触れた。阿部裁判長はいずれも「不法行為に当たる」と認定した。
 一方、女性側は労働組合を結成したことで派遣契約の更新を拒否され、不当労働行為に当たるとも主張したが、判決は退けた。
 判決後、東京都内で会見した原告の女性は「判決でセクハラとして認められたところはあるが、残念な気持ちがある。労働組合を結成し、見せしめのように『派遣切り』になったのは悔しい」と話した。
(2020.3.3 18:43 産経新聞)

懇親会くじ引き「当たりは監査役とディナー」 違法認定

 日本文化の海外発信を目指す官民ファンド「海外需要開拓支援機構(クールジャパン機構)」の元派遣社員の30代女性が、懇親会のくじ引きで精神的苦痛を受けたなどとして損害賠償を求めた訴訟の判決が3日、東京地裁であった。阿部雅彦裁判長は「くじは業務とは無関係の(食事などの)行事への同行を強制するもので違法」と判断。これとは別にセクハラ被害があったとも認め、元役員の男性2人にそれぞれ5万円の支払いを命じた。
 判決によると、女性は2016年7月、ほかの女性従業員とともに監査役を接待する懇親会に参加。機構の元最高投資責任者(CIO)の男性が女性らに「当たり!!ワインディナーwith監査役」「ハズレ!!罰ゲーム 監査役に手作りプレゼント」「映画with CIO」と書かれたくじを引かせた。
 判決は、地位の違いを踏まえ、「派遣労働者の女性がくじ引きを拒否するのは困難」と指摘し、元CIOの違法行為を認定した。元CIOは裁判で、懇親会は女性従業員らを慰労する目的で、くじ引きは「慰労のための贈り物」と主張。今後も同様のイベントを続ける意向を本人尋問で供述しており、判決は「反省の態度を一切示していない」と批判した。ただ、くじ引きの内容は実現されず、実際に食事や映画に同行することはなかったという。
 女性は、くじ引き後に元CIOが「それぞれをイメージした曲をプレゼントする」と述べて、女性従業員1人につき2曲ずつ歌ったとして、精神的苦痛を被ったとも主張したが、判決は「不快感を抱いたとしても、違法とまでは評価できない」とした。
 また、別の元役員については、歓送迎会の帰りに駅で女性の肩に手を回そうとして複数回触れるセクハラ行為があったと認定した。(新屋絵理)
(2020年3月4日 6時30分 朝日新聞)

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