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「殺意否定の1審は不合理」 スーツケース遺体事件、審理を差し戻し

 妻を窒息死させ、遺体をスーツケースに入れて遺棄するなどしたとして殺人罪などに問われ、1審東京地裁の裁判員裁判で傷害致死罪などで懲役10年とされた中国籍の無職、周世超被告(39)の控訴審判決公判が26日、東京高裁で開かれた。藤井敏明裁判長は「殺意を否定した1審は不合理」として、1審判決を破棄、審理を地裁に差し戻した。差し戻し判決が確定すれば、裁判員裁判をやり直すことになる。
 周被告は、平成28年6月22日ごろ、東京都荒川区の自宅マンションで妻の中国籍、楊梅さん=当時(34)=の首を圧迫して殺害し、品川区の京浜運河に遺棄したとして、殺人罪などで起訴された。
 1審判決は、被告が布団の上から妻を押さえていたことから「圧迫部位が首であることを、被告が明確に認識していたとするには疑問が残る」として、傷害致死罪を適用した。
 これに対して藤井裁判長は、被告は妻が死亡する可能性を認識しており、妻が死んでも構わないという「未必の故意」があったと判断。1審が認定した過剰防衛の成立も否定した。
 その上で、「殺人罪が成立し、過剰防衛が成立しないことを前提として改めて量刑を判断すべきだ」とした。
(2018.9.26 22:57 産経ニュース)

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