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新潟水俣病、9人全員の患者認定を命令 東京高裁判決

 水俣病の症状があるのに患者と認めなかった新潟市の判断は不当だとして、同市内の男女9人(うち1人は故人)が、同市に患者と認めるよう求めた訴訟の控訴審判決が29日、東京高裁であった。河野清孝裁判長は、うち7人を患者と認めるよう同市に命じた一審・新潟地裁判決を変更し、原告全員を患者と認めるよう命じた。
 水俣病は、公害健康被害補償法(公健法)に基づいて自治体が患者認定を行う。旧環境庁が1977年に示した基準で、手足の感覚障害や、視野が狭くなるなどの症状が複数ある場合に患者とするとした。だが、最高裁は2013年の判決で、複数の症状がなくても認定できると判断していた。
 この日の高裁判決は、公健法の前身で、「医学的見地に照らし、水俣病の可能性が50%以上なら水俣病と認定する」とした水俣病被害者救済法の趣旨を重視すべきと指摘。さらに、原告が訴える感覚障害について、「他の原因がうかがえなければ、メチル水銀が影響した可能性が高いとすべきだ」との判断を示した。
 その上で、一審で敗訴した原告2人の感覚障害について検討。「市側は他の疾病が原因とするが、いずれも抽象的だ」と述べ、患者と認定するよう命じた。
 16年5月の一審・新潟地裁判決は、最高裁判決後、行政訴訟で水俣病の患者認定が争われた訴訟としては初の判決として注目されていた。(後藤遼太)
(11/29(水) 16:06 朝日新聞)

新潟水俣病、9人全員を認定=患者2人が逆転勝訴―東京高裁

 水俣病患者と認定されなかった50〜60代の男女8人と、遺族1人が新潟市に認定を求めた訴訟の控訴審判決が29日、東京高裁であった。
 河野清孝裁判長は、2人を患者と認めなかった一審新潟地裁判決を取り消し、9人全員を水俣病と認定するよう命じた。
 一審は、同居家族に認定患者がいなかった2人について「他の病気の可能性がある」として訴えを退けた。河野裁判長は、近くに住む親族が水俣病と認定されていたと指摘。「手足の感覚障害はメチル水銀の暴露に起因すると認めるのが相当だ」と述べた。 
(11/29(水) 18:57 時事通信)

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