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放置自転車を無断使用、起訴の無職男性に無罪判決 大津地裁 

 放置自転車を使用したとして、占有離脱物横領罪で起訴された無職男性(51)に対し、大津地裁(齊藤隆広裁判官)が無罪判決(求刑罰金10万円)を言い渡し、11日に判決が確定したことが分かった。地裁は使用は一時的だったなどとし、「自己の所有物として利用する意思があったとは認められない」とした。判決は10月27日付で、検察側は控訴しなかった。
 判決によると、男性は滋賀県東近江市の公園で生活していた6月初旬、近くのトンネル管理室の軒下で盗難車だった無施錠の自転車を見つけた。数日間放置されていたため、同10日ごろと17日、約670メートル先の電話ボックスへの移動に使った。電話ボックスには、男性を支援する滋賀県地域生活定着支援センターの職員が月に数回、手紙や食料を届けていたという。
(2020/11/11 11:06 (JST)11/11 23:20 (JST)updated 京都新聞)

放置自転車使用の男性無罪 大津地裁、検察控訴せず

 放置された他人の自転車を使ったとして、占有離脱物横領罪で起訴されたホームレスの無職男性(51)に、大津地裁(斉藤隆広裁判官)は無罪を言い渡した。判決は10月27日付で、検察側は控訴せず11日に確定した。男性の代理人弁護士が明らかにした。
 判決や弁護士によると、同県東近江市の公園付近で寝泊まりしている男性は、県地域生活定着支援センターの職員が月数回、食料や手紙を置きにくることから、約700メートル先の電話ボックスを訪れるのを日課としていた。6月、近くに放置されていた無施錠の自転車を2度使用。2回目の帰り道で警察官の職務質問を受けて逮捕され、起訴された。
 公判で男性側は、自転車を短時間使ったことは認めたが、「元に戻すつもりだった」と訴えて無罪を主張。検察側は罰金10万円を求刑した。斎藤裁判官は判決理由で、使用時間が往復約10分程度と短く、1回目に鍵をかけず元に戻したことなどから「所有者の権利を排除する意図がない」と判断。男性は一時的に自転車を使用したにとどまるとした。
 男性は4カ月余り身柄を拘束された。
(2020年11月11日 19時52分 (11月11日 19時53分更新)  中日新聞)

放置自転車を持ち去った路上生活者は無罪…700m先で支援食料もらうため使う

 放置自転車を持ち去ったとして占有離脱物横領罪に問われた路上生活者の男性(51)に対し、地裁が「返すつもりで一時的に使用した域を出ない」として、無罪(求刑・罰金10万円)を言い渡していたことがわかった。地検は期限の10日までに控訴せず、男性の無罪が確定した。
 起訴状などによると、男性は6月上旬頃、滋賀県東近江市内の公園近くに止めてあった無施錠の自転車を持ち去ったとして同17日に逮捕、同26日に起訴された。
 弁護人によると、公判で男性は、寝泊まりしていた公園付近で、支援団体に食料などを届けてもらっていた約700メートル先の電話ボックスに向かうため、自転車を2度使い、1度目は元の場所に返し、2度目は返す途中で逮捕されたと証言。10月27日の判決で斉藤隆広裁判官は、こうした点から、同罪の成立に必要な「不法領得の意思」について「認められない」とした。
 弁護人によると、斉藤裁判官は判決後、男性に「犯罪と紙一重の行為ではある。今後はきちんとした生活を」という趣旨の説諭をしたという。
 弁護人の杉本周平弁護士は「捜査機関は詳細を調べないまま安易に逮捕、起訴した」と批判。地検の山上真由美次席検事は「関係証拠を精査するなどした結果、控訴しないこととした」との談話を出した。
(2020/11/12 10:42 読売新聞)

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