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ケーズデンキに賠償命令=パート女性自殺「精神的苦痛」−大津地裁

 大津市の家電量販店に勤務していたパート従業員の女性=当時(49)=が自殺したのはパワハラが原因だとして、遺族が「関西ケーズデンキ」(大阪市)と当時の店長に計約7000万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が24日、大津地裁であった。西岡繁靖裁判長は店長の指示と自殺の因果関係を否定したが、「強い精神的苦痛を与えた」として同社などに計110万円の支払いを命じた。
 判決によると、女性は「ケーズデンキ西大津店」に勤務。2015年9月23日、当時の店長から競合店舗の価格調査を命じられた。同28日夜に店長と話し合った際、「調査業務をやるくらいなら死ぬ」と話し、翌朝自殺した。
 西岡裁判長は「毎日5〜6時間の価格調査を命じた」と指摘し、女性が精神的苦痛を受けたと認めた。一方で価格調査は始まっておらず、「相談していた労働組合の対応を待つとか退職するのが通常で、いきなり自殺することは想定できない」と判断した。
 判決後、女性の夫(55)は記者会見で「自殺直前に4時間も元店長と話し合い、結果に絶望して自殺した。次はきちんと判断してほしい」と述べ、控訴する考えを示した。
 関西ケーズデンキは「遺族には心よりお悔やみ申し上げる。判決の内容は真摯(しんし)に受け止めたい」とコメントした。
(2018/05/24-17:29 時事ドットコム)

パワハラ訴訟 従業員自殺 ケーズデンキに賠償命令 大津地裁「配転先業務は不適正」 /滋賀

 2015年に「ケーズデンキ西大津店」(大津市鏡が浜)で働いていた女性(当時49歳)が自殺したのは職場のパワハラが原因として、遺族が当時の店長と関西ケーズデンキ(本社・大阪市)に約7000万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、大津地裁(西岡繁靖裁判長)は24日、会社側に一部不法行為があったとして110万円の支払いを命じた。遺族側は控訴する方針。
 判決などによると、同店の従業員だった女性は販売部門を担当していたが、自殺する約1週間前、店長から競合店舗の価格を調査する業務へと配置転換を提案された。競合店舗にほぼ毎日通い、全商品の価格を5、6時間かけて調査する内容で、女性は強く拒否したが聞き入れられず、15年9月に自殺した。
 西岡裁判長は「配置換え先の業務は適正な範囲を超え、強い精神的苦痛を与えるもので、指示は不法行為に該当する」と指摘。一方、「あくまで指示の段階で、精神的苦痛が実際に生じたわけではなく、自殺を予見できたとは言えない」と自殺との因果関係は否定した。元店長のパワハラがあったとする遺族側の他の訴えも退けた。
 女性の夫(55)は「自殺するとはみんな思っていなかったが、振り返ると原因は配置転換しかない」と主張。一方、関西ケーズデンキは「判決の詳細は把握できていないが、真摯(しんし)に受け止めたい」とコメントした。【小西雄介】
(2018年5月25日 毎日新聞)

パート女性パワハラ自殺…ケーズデンキ賠償命令「ライバル店の価格調査…苦痛」

 家電量販店「関西ケーズデンキ」(大阪市)の滋賀県内店舗で働いていたパート従業員の女性=当時(49)=が自殺したのは、当時の男性店長によるパワーハラスメントが原因だったとして、遺族が同社と元店長に計約7千万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、大津地裁(西岡繁靖裁判長)は24日、計110万円を支払うよう命じた。
 ■因果関係は認めず、原告は控訴の方村
 西岡裁判長は、元店長が指示した競合店の価格調査が「業務の適正な範囲を超えた過重なもので、強い精神的苦痛を与える」として、精神的苦痛に対する慰謝料を認めた。
 一方で、女性が現実に価格調査業務に従事していなかったことなどから、指示と自殺との因果関係は認めなかった。
 判決によると、女性は平成27年9月23日、元店長から競合店舗の価格調査業務への配置換えを打診された。5〜6時間かけて価格調査する内容で、女性は同28日夜、調査が苦痛であることを訴え、元店長と約3時間半話し合った。翌日朝、自宅で首を吊って自殺した。
 判決後、原告側は「元店長の不法行為と女性の自殺との因果関係を争う」とし、控訴する方針を明らかにした。
 関西ケーズデンキは「従業員が亡くなられたことに改めてお悔やみ申し上げる。判決は真摯に受け止め、今後詳細を検討していく」とした。
(2018.5.25 10:10 産経WEST)

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