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フラダンスの振り付けは「著作物」 ハワイ指導者の訴え認める 大阪地裁

 自ら創作したフラダンスの振り付けを無断で使用され、著作権を侵害されたとして、アメリカ・ハワイ在住のフラダンス指導者が、九州や中国地方でフラダンス教室などを運営する「九州ハワイアン協会」(熊本市)に振り付けの使用差し止めと約635万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が20日、大阪地裁であった。高松宏之裁判長は振り付けを「著作物」と認定し、同協会に使用の差し止めと43万円の支払いを命じた。
 原告の代理人弁護士によると、フラダンスの振り付けに著作権が認められたのは初めて。訴えたのは、カプ・キニマカ・アルクイーザさん(64)。ハワイ・カウアイ島で文化の伝承者ともされる「クム」と呼ばれる指導者に選ばれている。
 著作権法では、「思想または感情を創作的に表現したもの」が著作物とされ、舞踏や無言劇も含まれる。訴訟では、フラダンスの振り付けも同様に認定されるかどうかが争点だった。
 原告側は、振り付けは、長年修業を積んだクムが曲の意味を解釈しながら手や足の動きを独自に組み合わせており、「深い意味や感情を込めて創作している」と主張。これに対し協会側は、原告が著作権を主張する10曲のうち6曲は「振り付けの選択の幅が狭く、既存の動きを組み合わせて構成しているため、独創性を欠く」と反論していた。
 判決理由で、高松裁判長は「作者の個性が表れている部分が一定程度あれば、一連の流れ全体について舞踏としての特徴がある」と指摘。6曲全てで独自の振り付けがちりばめられているとして著作権を認めた。
 判決によると、アルクイーザさんは、昭和63年ごろから同協会の会員らに指導。平成26年10月末で協会との契約が終了したため、教えた振り付けを使わないよう申し入れたが、協会はフラダンス教室やイベントで振り付けを使った。
(2018.9.20 16:49 産経WEST)

「フラダンス振り付けは著作物」判決 動作の独自性認定

 米ハワイの伝統舞踊フラダンス(フラ)を指導する米国人女性(64)が、独自の振り付けを勝手に使われて著作権を侵害されたとして、熊本市のフラ教室運営会社に振り付けの使用差し止めを求めた訴訟の判決が20日、大阪地裁であった。高松宏之裁判長は女性の訴えを認め、運営会社に差し止めを命じた。女性側の代理人弁護士によると、フラの振り付けに著作権を認めた判決は初めて。
 女性はハワイ・カウアイ島でフラ教室を運営するカプ・キニマカ・アルクイーザさん。判決によると、九州・中国地方で教室を開く「九州ハワイアン協会」(熊本市)は、同協会の教室で指導したカプさんとの契約を解除した2014年10月以降も、カプさんの振り付けを使って指導した。
 判決はカプさんの振り付けについて、「他にない独自の動作が含まれ、全体として個性が表現されている」と判断。「振り付けは共通の基本動作の組み合わせにすぎない」とする協会側の主張を退け、カプさんの振り付けの使用差し止めと無断利用分の使用許諾料など43万円の支払いを命じた。
 15年3月に起こされた訴訟では、カプさんらが振り付けを裁判官らの前で実演した。判決後の記者会見では「フラのことを理解してもらい、大変ありがたい」と話した。一方、同協会は「担当者が不在で対応できない」としている。(畑宗太郎)
(2018年9月20日18時06分 朝日新聞)

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