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門真一家殺傷 25歳被告に懲役30年 「心神耗弱」判断

 大阪府門真市で2016年10月、自宅で就寝中の川上幸伸さん(当時43歳)を刺殺し、子供3人に重軽傷を負わせたとして、殺人や殺人未遂などの罪に問われた無職、小林裕真被告(25)の裁判員裁判の判決が13日、大阪地裁であり、浅香竜太裁判長は懲役30年(求刑・死刑)を言い渡した。「被告は統合失調症の影響で心神耗弱の状態だった」と判断した。
 公判では、小林被告の責任能力の有無が争点となった。検察側は、事件の2カ月前からインターネットで侵入方法を検索し、凶器の短刀を準備したと指摘。無差別な襲撃で、計画性と完全責任能力があったと主張した。弁護側は、病気の影響で善悪の判断や行動を制御する能力を欠き、心神喪失状態で無罪だと反論していた。
 浅香裁判長は、計画性について「病気の悪化により攻撃性が高まっていた。2カ月前から具体的に計画していたとは言えない」と指摘。「被告が動機を語らず、検察側も立証できていない。自己の行動をコントロールできていなかった合理的な疑いが残る」として、完全責任能力はなかったと結論付けた。
 さらに、犠牲者が1人であることも考慮。完全責任能力があっても死刑ではなく無期懲役にあたると述べた。
 判決によると、小林被告は16年10月19日未明、面識のない川上さん方に侵入して一家4人を襲撃。川上さんを殺害し、長女(21)と次女(19)、長男(17)に重軽傷を負わせた。【遠藤浩二】
 「なぜ私たちが狙われたのか」 動機、被告から一切語られず
 「最低でも無期懲役と思っていたのに」。極刑を求めてきた遺族は、判決後の記者会見で悔しさをにじませた。
 小林被告と関わりがなかった川上さん一家。「なぜ私たちが狙われたのか」。遺族が最も知りたかった動機は、小林被告から一切語られなかった。
 これまでの公判には、川上さんの子供3人も出廷。襲われた状況や家族思いだった父親との思い出を語り、「言い訳を続けて(被告が)生きていることが許せない」と訴えていた。
 しかし判決は有期刑。川上さんの妻千春さん(45)は「頭が真っ白になった。出所してくる恐怖に一生おびえないといけない」と、夫の遺影を手に涙を流した。【遠藤浩二】
(2018年4月13日 17時43分(最終更新 4月13日 20時55分) 毎日新聞)

門真4人死傷、被告に懲役30年判決 求刑は死刑 大阪地裁

 大阪府門真市で平成28年10月、大工の川上幸伸(ゆきのぶ)さん=当時(43)=が殺害され子供3人も重軽傷を負った事件で、殺人や殺人未遂罪などに問われた元定時制高校生、小林裕真(ゆうま)被告(25)に対する裁判員裁判の判決公判が13日、大阪地裁で開かれ、浅香竜太裁判長は懲役30年を言い渡した。検察側は死刑を求刑していた。
 最大の争点は小林被告の刑事責任能力。弁護側は、起訴前後の2回の精神鑑定でいずれも妄想型統合失調症と診断されているとして、「迫害妄想によって、行動をコントロールできなかった」などと述べ、心神喪失状態だったことによる無罪を主張した。
 一方、検察側は、事件の約2カ月前から凶器の短刀を購入し、殺害方法を検索していたとして、「一連の行動は計画的。取り調べで黙秘したり、嘘をつくなど善悪の判断ができている」と完全責任能力を主張。その上で、「川上さんを容赦なく約30回突き刺し、殺害した。目の前で父親を惨殺された子供3人の心身の傷は深く、結果の重大さは死亡者の数で言い表すことはできない」と極刑は免れないとした。
 小林被告は、公判で「脳波で指示を受けて現場に行ったが、川上さんを殺害したのは別の男」などと犯行を否定。最終意見陳述では「公平な裁判からかけ離れている」と15分以上にわたって不満を述べ、裁判長や弁護人から席に戻るよう促される場面もあった。
 起訴状によると、小林被告は同年10月19日未明、就寝中だった川上さんを短刀で殺害し、長女(21)、次女(19)、長男(17)にも2週間〜6カ月の重傷を負わせたなどとされる。
(2018.4.13 14:23 産経WEST)

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