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年金機構元職員らに猶予刑 個人情報持ち出し、大阪地裁

 大阪市内の年金事務所から個人情報を持ち出し、見返りに現金を受け取ったとして窃盗と加重収賄の罪に問われた日本年金機構の元職員、葛西康祐被告(40)に大阪地裁(飯島健太郎裁判長)は9日、懲役3年、執行猶予4年、追徴金7万5千円(求刑懲役3年、追徴金7万5千円)の判決を言い渡した。
 窃盗罪の共犯として起訴された元上司の無職、松島功被告(50)は懲役3年、執行猶予4年(求刑懲役3年)とした。
 判決理由で飯島裁判長は、松島被告が情報を持ち出す対象者を指定し、犯行を主導したと認定。「機密性の高い個人情報を流出させ、職務の公正に対する社会の信頼を著しく害した」と述べた。一方、葛西被告は懲戒免職になり、両被告とも反省しているとして刑の執行を猶予した。
 判決によると、両被告は共謀し、2011年2月〜16年2月、70人の氏名や基礎年金番号などの情報が印刷された書面計558枚を盗んだ。また、葛西被告は09年2〜9月、18人分の書面を持ち出して松島被告に渡し、謝礼として7万5千円を受け取った。〔共同〕
(2018/3/9 21:53 日経新聞)

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