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窃盗事件の被告に無罪=調書不採用で検察求刑放棄―大阪地裁支部

 常習累犯窃盗罪に問われた男性被告(30)の判決が14日、大阪地裁堺支部であり、渡部市郎裁判長は「検察官が主要な証拠として位置付けた被告の供述調書には証拠能力がない」と述べ、無罪を言い渡した。
 検察側は、渡部裁判長が被告の自白調書などを証拠として採用しなかったため、求刑を放棄する異例の事態となっていた。
 公判で弁護側は、被告が別の窃盗事件の取り調べで、警察官から「特定の事件を認めたら、他の事件は不起訴の見込みになる」と持ち掛けられ自白したと指摘した。渡部裁判長は弁護側の主張通り、自白の任意性を認めなかった。
 検察側は2月の公判で、自白調書が採用されなかったことに対し「任意性に関する証拠能力の判断を誤った違法なもので、遺憾」と、裁判所を批判していた。
 被告は、昨年5月に大阪府松原市内の路上で女性のトートバッグをひったくろうとしたとして、起訴されていた。 
(3/14(水) 14:46 時事通信)

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