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石綿麻袋訴訟和解 国、遺族に5720万円 大阪地裁

 アスベスト(石綿)の原料が入っていた麻袋をリサイクルする堺市の工場で1940〜70年代に働き、健康被害を受けて亡くなった従業員4人の遺族らが国に損害賠償を求めた訴訟は27日、大阪地裁(倉地真寿美裁判長)で全員の和解が成立した。請求通り、国が計5720万円を支払う。弁護団によると、麻袋再生工場での石綿疾患を巡る和解は全国で初めて。
 この日と7月24日に、2人ずつが国と和解した。訴状などによると、堺市内にあった3工場で働いていた4人は、麻袋に付いた石綿を落として包装材などに加工する作業に従事。中皮腫や石綿肺を発症し、2013年までに亡くなった。
 石綿による被害を巡って国の責任を認めた14年の最高裁判決を受け、国は中皮腫などを発症した労働者を対象に、就労期間などの基準を満たせば和解に応じている。国は4人も条件に当てはまると判断したとみられる。
 麻袋の再生作業は70年代まで行われ、大阪府内に同業の工場が約90カ所あったという。追加提訴も予定しており、大阪アスベスト弁護団の村松昭夫団長は「救済の枠組みが広がったことは大変意義がある」と話した。【戸上文恵】
(2019年9月28日 毎日新聞)

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