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アスベスト訴訟 トースター製造工場の元従業員男性の遺族と国が和解

 アスベスト(石綿)を部品に使用したトースターを製造する工場で働き、悪性胸膜中皮腫で死亡した大阪府豊中市の元従業員の男性=当時(67)=の遺族が、国に損害賠償を求めた訴訟が大阪地裁(増森珠美裁判長)であり、国が請求通り約1430万円を支払う内容の和解が8日、成立した。
 訴状などによると、男性は昭和35年2月〜48年11月、大阪市淀川区にあった東洋プレス(廃業)のトースター製造工場で勤務。トースター内部の電源コード接続部分などには絶縁体や断熱材として、石綿が使われていた。
 男性は製造過程を管理し、石綿を直接取り扱った証拠はなかったが、当時の同僚の証言で勤務中の石綿の粉(ふん)塵(じん)吸引が認められた。
 男性は悪性胸膜中皮腫を発症し平成21年に死亡。遺族の請求により、26年に労災認定された。
(2018.2.8 18:43 産経WEST)

トースター工場で石綿吸引、1430万円支払いで和解 大阪地裁

 アスベスト(石綿)を部品に使ったトースターの製造工場で1960〜73年に働き、2009年に悪性胸膜中皮腫で死亡した大阪府豊中市の男性(当時67)の遺族が国に損害賠償を求めた訴訟で、国が請求通り約1430万円の支払いに応じる内容の和解が9日までに、大阪地裁(増森珠美裁判長)で成立した。
 遺族代理人の沢田有紀弁護士によると、男性は大阪市淀川区の東洋プレス(廃業)でトースターの組み立て作業に従事。死後、電源コードの接続部分などに石綿が使われていたことが分かった。男性が石綿を直接扱っていたかどうかは不明だが、当時の同僚が「班長として工場全体を管理していた」と証言し、石綿粉じんを吸引していたと認められた。
 沢田弁護士は「石綿は工業製品に広く使われていたので潜在的な被害者がいるはず。抽象的な可能性で被害が認められることは珍しく、国の認定のハードルが下がってきているのではないか」と話した。男性は14年、労災認定を受けている。
 国は14年の「泉南アスベスト訴訟」最高裁判決に基づき、一定の条件を満たせば和解に応じている。〔共同〕
(2018/2/9 9:43 日経新聞)

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