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母からの異常な干渉、裁判員が理解してくれた…控訴審で自白し反省の被告に減軽判決

 滋賀県守山市で2018年、母親を殺害し遺体を切断したなどとして殺人罪などに問われた無職桐生のぞみ被告(34)の控訴審判決で、大阪高裁は26日、懲役15年とした1審の裁判員裁判判決を破棄して減軽し、懲役10年を言い渡した。桐生被告は1審判決をきっかけに殺害を認める姿勢に転じており、岩倉広修裁判長は「裁判員裁判の判決に心を動かされ、反省を深めている」と述べた。
 桐生被告は18年1月、守山市の実家で母親・しのぶさん(当時58歳)を殺害し、同3月までに切断した遺体の一部を公園に遺棄したとして、殺人、死体損壊、死体遺棄の罪で起訴された。
 桐生被告は殺人罪を否認していたが、1審・大津地裁は昨年3月、殺害を認定して「残忍な犯行」と非難する一方、自身の進路を巡り、母に追い詰められた末の犯行と言及していた。
 昨年11月の控訴審初公判で、桐生被告は「裁判員が母との関係を理解してくれた」と述べ、自白に転じた。岩倉裁判長は、母親から医師になるよう9年間の浪人生活を強いられ、異常な干渉があったと指摘。「同情すべき点があるほか、罪に真摯しんしに向き合おうとしている」として刑を軽減した。
 桐生被告は、岩倉裁判長から「自分で選んだ道を歩み、更生してほしい」と説諭されると、涙を流してうなずいた。
 市民参加の裁判員裁判の判決を巡っては、最高裁が12年の判決で、2審で結論を覆すことに慎重さを求める判断を示した。桐生被告を弁護した杉本周平弁護士は判決後、「社会は今回の破棄判断を理解してくれるのではないか」と話し、上告しない方針を示した。
(2021/01/27 07:31 読売新聞)

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