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大阪・御堂筋暴走 被告の控訴棄却「低血糖を認識」 高裁も差し戻し審判決支持

 大阪市の御堂筋で2014年、低血糖による意識障害に陥った状態でワゴン車を運転して3人に重軽傷を負わせたとして、自動車運転処罰法違反(過失運転致傷)に問われた会社員、宮谷則幸被告(71)の差し戻し控訴審判決で、大阪高裁(岩倉広修裁判長)は10日、禁錮1年6月、執行猶予3年とした大阪地裁判決(19年5月)を支持し、被告側の控訴を棄却した。
 糖尿病の宮谷被告が、運転前に意識障害を起こす可能性を認識していたかが争点。被告側は「低血糖の兆候を感じていなかった」と無罪を主張していた。
 岩倉裁判長は、事故の約2時間前の測定で血糖値が高かった点を踏まえ、「血糖値を下げるインスリンを注射した」と認定。運転直前にはジュースとどら焼きを口にしていることから、インスリンで血糖値が下がりすぎ、被告が低血糖状態を認識していたと判断し、運転を控えるべき注意義務を怠ったと結論付けた。
 宮谷被告は14年6月30日午後、大阪市中央区の御堂筋で車を暴走させて別の車に衝突するなどし、男女3人に重軽傷を負わせたとして、同法の危険運転致傷罪で起訴された。
 1審・大阪地裁判決(16年8月)は低血糖の前兆を感じていなかったとして、量刑の軽い過失運転致傷罪を適用。禁錮1年6月、執行猶予3年を言い渡した。これに対し、2審の大阪高裁判決(17年3月)は審理が不十分だとして、1審を破棄し、審理を地裁に差し戻していた。【藤河匠】
(9/10(木) 18:23 毎日新聞)

御堂筋暴走、二審も禁錮刑 低血糖症の危険を認識と判断

 大阪市の御堂筋で2014年、糖尿病に伴う低血糖による意識低下状態で乗用車を運転して3人に重軽傷を負わせたとして、危険運転致傷罪などに問われた会社員宮谷則幸被告(71)の差し戻し後の控訴審判決が10日、大阪高裁であった。岩倉広修裁判長は、過失運転致傷罪を適用して禁錮1年6カ月執行猶予3年とした一審判決を支持し、被告側の控訴を棄却した。
 判決によると、宮谷被告は同年6月30日午後、大阪市中央区の御堂筋で車を運転し、交差点で信号待ちの乗用車に衝突するなどして計3人に骨折などのけがを負わせた。
 大きな争点は、被告が事故前に血糖値を下げるインスリン注射を打ち、意識障害に陥る危険性の認識の有無だった。被告側は「注射をしておらず危険性の認識はなかった」などと無罪を訴えていた。
 判決は、被告が普段から持続時間の違うインスリン注射を使いわけて血糖値を下げていたことや、運転約1時間前の高血糖状態を踏まえれば「インスリン注射をしても不自然ではない」と認定。その上で「注射の効き具合によっては意識障害に陥る可能性を予見できた」とした昨年5月の一審判決を踏襲した。
 この事故をめぐっては、16年8月の一審・大阪地裁判決が過失運転致傷罪を適用して禁錮1年6カ月執行猶予3年とした後、17年3月の二審・大阪高裁判決が「被告の過失の検討が不十分」として一審判決を破棄。審理を地裁に差し戻していた。(遠藤隆史)
(9/10(木) 18:09 朝日新聞)

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