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<大阪高裁>2審も令状なしGPS捜査「違法」

 奈良県警が裁判所の令状なしに全地球測位システム(GPS)を使って捜査した窃盗事件の控訴審判決で、大阪高裁は6日、1審・奈良地裁葛城支部に続き、捜査を違法と判断した。村山浩昭裁判長は、GPS捜査の秘密保持を徹底するよう定めた県警の運用要領自体を「事前・事後の司法審査を困難にする内容で、令状主義の精神に反する」と批判した。
 窃盗罪に問われた大阪府岸和田市の男(67)は無罪を主張していたが、高裁は、別の捜査での証拠に基づいて懲役3年とした1審判決を支持し、弁護側の控訴を棄却した。
 判決によると、男は2014年12月、和歌山県紀の川市などでトラクター2台を盗んだ。警察官は男が借りたトラックにGPS端末を装着して追尾した。
 村山裁判長は「警察官は私物のGPSを使い、事前承認や運用状況の報告もしなかった。規範や令状主義を顧みない姿勢は厳しく批判されなければならない」と指摘した。
 警察庁は06年、GPS捜査について「捜査書類に記載しない」などとした運用要領を全国の警察に通達。最高裁が今年3月、令状のないGPS捜査を違法と判断した後、警察庁はGPS捜査を控えるよう通達している。【原田啓之】
(12/6(水) 21:35 毎日新聞)

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