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「茶のしずく」東京・大阪高裁で和解 3社「深く遺憾」 2億5000万円支払い

 洗顔用の「茶のしずく石鹸(せっけん)」の旧製品で小麦アレルギーを発症したとして、購入者が販売元の「悠香」(福岡県)など3社に損害賠償を求めた訴訟は18日、東京高裁(鹿子木康裁判長)と大阪高裁(石原稚也裁判長)で和解が成立した。3社が購入者側に解決金として計約2億5000万円を支払う内容。
 東京訴訟では2012〜16年に169人が提訴。多くの原告が1審中に業者側と和解し、18年の東京地裁判決は23人について、悠香と製造元「フェニックス」(奈良県)に計約3400万円を支払うよう命じる一方、原材料メーカー「片山化学工業研究所」(大阪市)の責任は否定していた。
 今回の和解により、3社は社会的・道義的責任の観点から、23人に解決金計約1億3400万円を支払う。和解条項に、3社が「深く遺憾の意」を表することも盛り込まれた。
 和解成立後、原告の50代女性は東京都内で記者会見を開き、「今も(アレルギー症状が出てしまうため)小麦成分が入ったものが食べられない。(和解という決着で)法的責任が認められず残念だが、裁判が終わってほっとした」と話した。
 大阪訴訟では12年以降、大阪や兵庫などの120人が提訴。大半の原告が和解し、残った20人について19年3月の大阪地裁判決は3社に計約4200万円を賠償するよう命じていた。
 今回の和解により、3社は20人に計約1億1600万円の解決金を支払う。
 原告弁護団の菅聡一郎弁護士は「3社が遺憾の意を示し、勝訴に近い和解内容だ」と評価した。
 和解成立を受け、悠香は「品質・安全性向上を目指した製品づくりに取り組む」、片山化学は「道義的責任の見地から和解に応じた」とコメント。フェニックスは「コメントを差し控える」としている。【遠山和宏、藤河匠】
(2020年12月18日 19時54分(最終更新 12月18日 19時54分) 毎日新聞)

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