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空気銃で猫6匹殺傷 千葉の男に有罪判決 「80〜100匹撃った」

 千葉県内で猫6匹を空気銃で撃って死傷させたとして、動物愛護法違反と銃刀法違反の罪に問われた千葉市の倉庫作業員の男(49)に対し、千葉地裁(岡部豪裁判長)は8日、懲役1年6カ月執行猶予3年の判決を言い渡した。検察側は懲役1年6カ月を求刑していた。
 判決によると、男は2018年11月〜昨年12月、千葉市や習志野市、八千代市で空気銃を発射し、猫2匹をみだりに殺し、4匹を傷つけた。
 男は狩猟や標的射撃をする目的で銃所持の許可を受け、空気銃を所有していた。撃たれたのは、いずれも特定の飼い主がおらず、地域住民が世話をする「地域猫」とみられる。
 これまでの公判で男は、80〜100匹の猫を撃ったと明かし、犯行を繰り返した理由について「撃ったときの高揚感が忘れられなかった」「弱いものをいじめたかった」などと語った。猫を捕獲し、熱湯をかけて虐待していたことも認めた。ネットで猫を虐待する動画も見ていたという。
 一方で男は「もともと猫は好きだった」とも述べた。しかし18年夏ごろ、千葉市の公園で猫にえさを与えていたところ通行人に注意され、「復讐(ふくしゅう)」のため猫に銃を向けるようになったという。
 男は「猫を見ると(注意してきた)男女の顔が思い浮かぶようになった」と説明した。裁判官になぜ猫を標的にしようと思ったのか問われても、「自分でも分かりません」などと答え、明確な理由は明らかにならなかった。
 判決は、強固な犯意に基づく計画的な犯行だと指摘する一方で「猫の生命を軽んじた自らの卑劣さ、残酷さを反省している」とした。裁判長は判決文を読み上げた後、男に対し「弱いものいじめに魅了されたのは、あなたの心の貧しさを表している。小さなことでいいので、弱いものに手を差し伸べる行為をしてみてほしい」と説諭した。
(2021年11月8日 11時20分 朝日新聞)

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