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教諭自殺で北海道側控訴棄却 先輩教諭の不法行為認定 仙台高裁

 2015年に北海道立稚内高(稚内市)の男性教諭(当時34歳)が自殺したのは、先輩教諭によるパワハラなどで精神的に追い詰められたのが原因として、仙台市在住の両親が道に約7000万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決が10日、仙台高裁であった。上田哲裁判長は、道に約2530万円の支払いを命じた1審・仙台地裁判決(20年7月)を支持し、道側の控訴を棄却した。
 1審判決は、先輩教諭への適切な指導を怠った校長らの安全配慮義務違反を認定。一方、先輩教諭からの度重なる注意については、男性がうつ状態と診断されたのを知らなかったとして行為の違法性を否定した。
 これに対し、上田裁判長は、先輩教諭は男性が心療内科を受診しようとしているのを教頭から知らされており、男性の精神状態を把握できたと指摘。「更なる注意が精神状態を悪化させ、自殺を引き起こす危険性を予見することは可能だった」と述べ、先輩教諭の不法行為を認定した。
 判決によると、男性は13年度に同校(定時制)に赴任。先輩教諭から生徒の指導方法について繰り返し注意を受け、15年6月にうつ病と診断された。同7月、先輩教諭から再び注意を受けた後に自殺した。
 両親は代理人弁護士を通じ「控訴が棄却されたことはよかった」とのコメントを出した。道教育庁の池野敦・総務政策局長は「今後の対応は判決書の内容を十分検討し、判断する」としている。【藤田花】
(2/10(水) 19:42 毎日新聞)

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