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猶予中に万引「摂食障害影響」 再び猶予付き判決 地裁浜松支部

 執行猶予期間中に万引をして、窃盗罪に問われた掛川市の女性(36)の判決公判が10日、静岡地裁浜松支部で開かれた。阿久津見房裁判官は被告の摂食障害などが犯行に影響したと認め、「専門家の助言を受け、再び社会で更生の機会を与えるのが相当」として、懲役1年、保護観察付き執行猶予4年(求刑懲役1年4月)の判決を言い渡した。
 弁護人は判決公判後の取材に、「同種事案で再び執行猶予が付いた例はあるが、原則的には認められない。こちらの主張をくんでくれた判決」と述べた。
 判決によると、被告は2020年5月、同市のスーパーで牛乳13本などを盗んだ。被告は同年3月に窃盗罪で執行猶予付き有罪判決を受けた。刑法は1年以下の懲役または禁錮で特に酌量すべき情状がある場合に再度の執行猶予を認めている。
 被告は事件当時、ストレスから1日当たり数本の牛乳を飲み、過食嘔吐(おうと)を繰り返していたという。自閉症や注意欠陥多動性障害(ADHD)もあった。判決は、当時はコロナ禍で牛乳が品薄状態になり、自宅の牛乳がなくなることを恐れた被告は店内で「ほしいとの衝動を制御するのが困難な状態だった」と指摘。摂食障害の治療を続けている点や支援する親族の存在を挙げ、「被告のためにくむべき事情がある」と結論付けた。
 阿久津裁判官は判決を言い渡した後、被告に「長く苦しい治療が続くと思うが、二度と万引をしないよう私も願っている」と声をかけた。
(2/11(木) 11:18 静岡新聞)

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