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浜松交差点事故で懲役8年=5人死傷、殺人罪など−静岡地裁支部

 浜松市中区で2015年、信号無視して交差点に車で突っ込み、1人を殺害、4人にけがをさせたとして、殺人や殺人未遂などの罪に問われた中国籍の無職于静被告(34)の裁判員裁判の判決が24日、静岡地裁浜松支部であった。山田直之裁判長は求刑通り懲役8年を言い渡した。
 弁護側は、被告は事件当時、統合失調症のため心神喪失状態だったと主張。刑事責任能力や殺意の有無が争点だった。
 判決で山田裁判長は、統合失調症の影響は限定的で、「いら立ちの発散として衝動的にアクセルを踏んだ」と指摘し、完全責任能力があったと判断。交差点内に歩行者がいることを認識していたとして、殺意も認定した。
(2017/11/24-20:07 時事ドットコム)

浜松5人死傷ひき逃げ、懲役8年判決 殺人罪を適用

 浜松市中心街のスクランブル交差点で乗用車を暴走させ、5人を死傷させたなどとして、殺人などの罪に問われた中国籍、主婦(34)=同市東区=の裁判員裁判の判決公判で、静岡地裁浜松支部は24日、「人を死亡させる現実的危険性の大きい行為と認識していた」と殺意を認定し、殺人と殺人未遂、道交法違反(ひき逃げ)の罪を適用して、求刑通り懲役8年を言い渡した。
 事故当時、統合失調症の影響により心神喪失状態で、殺意を抱く動機はないとして、無罪を求めていた弁護側の主張を退けた。
 山田直之裁判長は事故直前まで約6キロ以上を正常に運転できていた点に言及し、「周囲の状況を認識できていた」と述べた上で、争点となっていた殺意の有無について「交差点内に人が歩き始めている状況を認識しながら、アクセルを一気に踏み込んだ」と指摘した。
 被告の責任能力の程度に関しては検察側の精神科医の意見を採用し、「統合失調症の影響は限定的で、正常心理によるいら立ちなどの要因が与えた影響が強い」と説明し、「やり場のないいら立ちの発散として衝動的にアクセルを踏んだ」と述べた。さらに「生後10カ月の娘を残して死亡した被害者の無念さは計り知れない」と非難した。
 静岡地検浜松支部の前沢康彦支部長は「検察の主張が認められた判決と思われる」などとするコメントを出した。主任弁護人の根木孝久弁護士は控訴について「(被告と)話した上で検討したい」と話した。
 判決によると、被告は2015年5月2日午前10時50分ごろ、浜松市中区鍛冶町の交差点で乗用車を運転中、赤信号で一時停止した後、急発進させて交差点に進入。歩行者に衝突し、主婦=当時(31)=を死亡させ、4人にけがをさせた上、逃走した。
 ■遺族「なぜアクセルを…」
 「主張は認められたが、(妻がいる)今までの生活は取り戻せない。(被告は)なぜアクセルを踏んだのか、正確には分からなかった。本当のことを知りたかった」。車にはねられて亡くなった主婦=当時(31)=の夫(33)は閉廷後、取材に応じ、晴れない胸の内を語った。
 被告(34)は傍聴席を見渡しながら入廷し、裁判長が読み上げる判決をじっと前を向いて聞いていた。
 夫は公判の被告の証言が捜査段階の供述調書と異なっていた点に疑問を呈し、「言うことが変わり、罪から逃れるような態度から反省は感じられなかった」と指摘。悔しさをにじませた。公判中はずっとメモを取り続けた。「(3歳の)娘が大きくなった時、伝えたいことをしっかり伝えられるようにと思って…」。涙を浮かべ、声をつまらせた。亡き妻に、「懲役8年の判決をどう捉え、どう伝えたらいいのか」と複雑な思いも口にした。
 閉廷後、裁判員5人と補充裁判員2人が記者会見に応じた。60代の男性補充裁判員は「(被告の)証言と供述調書が違うところで判断に迷った」と話した。
(11/25(土) 8:31 静岡新聞)

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