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社員寮放火 被告に懲役13年の実刑 地裁判決 /静岡

 昨年5月、当時の勤務先だった土木建築会社の社員寮に放火したとして、現住建造物等放火の罪に問われた住所不定、無職、竹下登被告(53)の裁判員裁判で、静岡地裁(伊東顕裁判長)は29日、懲役13年(求刑・懲役18年)の実刑判決を言い渡した。
 判決によると、竹下被告は昨年5月7日、宿泊していた静岡市清水区の社員寮で男性専務(当時69歳)と口論になり「仕事をやめてしまえ」などと言われたことで腹をたて、嫌がらせのために放火を決意。同日夜、1階リビングに灯油をまいて火のついた紙を投げ入れ、寮を全焼させたとしている。この火災で専務が死亡し、2人が重傷となった。
 公判では、寮への放火の故意があったかどうかが争われた。伊東裁判長は、当時寮にいた男性の証言などから「相当に多量の灯油をまいており寮が燃える認識がなかったとは言えない」と指摘。「相当に危険で強く非難される態様」とした一方、反省の態度を示していることなどを挙げ量刑の理由を説明した。
 竹下被告は判決後、控訴しない意向を弁護士を通じて明らかにした。【古川幸奈】
(2018年6月30日 毎日新聞)

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