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同居母親殺害、懲役4年判決 静岡地裁・裁判員裁判

 同居する母親を絞殺したとして殺人の罪に問われた静岡市葵区四番町、無職の男(32)の裁判員裁判で、静岡地裁は27日、被告に懲役4年(求刑懲役5年)の判決を言い渡した。
 伊東顕裁判長は判決理由で「精神障害を患う母親の介護の中で、将来を悲観し無理心中を企てた」と動機を説明した。
 「母親が被告に深く依存し、被告が仕事を辞めざるを得なくなったなどの事情は相当に同情すべき」とする一方、「生活費をパチンコ代に使い、伯母や公的機関に相談するなどしなかったことが、経済的苦境や病状悪化を招いた」と指摘した。
 判決によると、被告は2017年5月12日、自宅で母親=当時(67)=の首をタオルで絞め、窒息死させた。
 閉廷後、被告の弁護人は判決を受け入れ、控訴しない方針を示した。
 判決公判終了後、裁判員3人が記者会見した。自営業の男性(56)は「両親の介護を経験したので気持ちは分かった。しかし同情だけで済まされない事実もあった」と振り返った。男性会社員(38)は被告に向け「今後はもっと周囲を頼り、自分のため生活できる人になってほしい」と話した。
(2018/4/28 07:28 静岡新聞)

静岡・介護殺人 母殺害、懲役4年 地裁判決 「相当に同情すべき事情」 /静岡

 静岡市葵区の自宅で母親(当時67歳)の首を絞めて殺害したとして殺人の罪に問われた鈴木悟被告(32)の裁判員裁判で、静岡地裁(伊東顕裁判長)は27日、懲役4年(求刑・懲役5年)の実刑判決を言い渡した。
 判決によると、鈴木被告は精神障害を患う母信子さんを介護するうちに将来を悲観。無理心中を図り、昨年5月12日、自宅で信子さんの首をタオルで絞めて窒息死させた。
 鈴木被告が殺害したことに争いはなく、公判では量刑が争点となっていた。伊東裁判長は判決で、信子さんは食事の世話をしてもらうなど鈴木被告に深く依存し、被告は介護のために仕事を辞めて経済的に苦しかったと、事件に至る経緯を説明。「相当に同情すべき事情といえる」とした一方、鈴木被告が生活費をパチンコに使い、親族や公共機関に相談しなかったことなども指摘して「深く同情すべきとまでは言えない」とした。
 判決言い渡し後、「これからは人の助けを得ながら更生してください」と伊東裁判長に語りかけられた鈴木被告は小さな声で「はい」と答えた。
 閉廷後、裁判員3人が記者会見に応じ、複雑な心境を明らかにした。自営業の村沢春善さん(56)は「介護の大変さはやった人しか分からない」と理解を示しつつ「罪は罪。同情だけでは片付けられない」と審理する難しさについて語った。会社員の清水政幸さん(38)は「(罪を償った後は)もっと人に甘えて頼って自分のために生きてほしい。サポートする方も愛情を持って支えてほしい」と話した。【高場悠、古川幸奈】
(2018年4月28日 毎日新聞)

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