報道等をもとに日本の裁判官の情報を収集、掲載しています。

森の4人死亡事故で懲役20年 地裁判決「最も重い危険運転」

 青森県つがる市で2018年、飲酒運転で車を暴走させ4人を死亡させたとして、自動車運転処罰法違反(危険運転致死傷)の罪に問われた同市の無職高杉祐弥被告(34)の裁判員裁判で、青森地裁は8日、「危険運転の事案の中で最も重い部類の事案だ」として、求刑通り懲役20年の判決を言い渡した。
 危険運転罪の成立可否が争点。寺尾亮裁判長は「事故現場の約800メートル手前で法定速度を大幅に超え、その後さらに加速した。正常であれば考えられないような、異常な運転だ」と指摘。弁護側は「狭い道路でも状況に応じ運転している」などと無罪を主張したが、退けた。
(2020/6/8 18:29 (JST)6/8 18:41 (JST)updated 共同通信)

つがる4人死亡事故 危険運転成立、懲役20年 法定上限の判決 地裁 /青森

 つがる市で2018年9月、飲酒運転により車4台が絡む事故を起こし4人を死亡させるなどしたとして、自動車運転処罰法違反(危険運転致死傷)の罪に問われた同市の無職、高杉祐弥被告(34)に対し、青森地裁(寺尾亮裁判長)の裁判員裁判は8日、求刑通り法定刑上限の懲役20年の判決を言い渡した。【平家勇大】
 危険運転致死傷罪の成否が争点となったが、判決は飲酒運転と死亡事故との因果関係を認め、同罪の成立を認定した。
 公判で弁護側は、高杉被告が事故現場までの約10キロを運転できていたことなどから、「正常な運転が困難な状態であったとは言えない」として無罪を主張。アルコールの影響で正常な運転が困難だったか否かや、正常な運転が困難な状況を高杉被告が認識していたかが争われた。
 寺尾裁判長は判決理由で「事故前に正常な運転ができていても、その後も正常な運転をなしうる状態であったとは言えない」と弁護側の主張を否定。高杉被告が前方の車にぶつかる直前まで気付かなかったことに言及し、「正常な状態にある運転者であれば通常考えがたい異常な状態だった」などと指摘した。
 その上で「動機や経緯に酌むべき余地はなく、刑事責任は重大」と指弾した。
 判決によると、高杉被告は18年9月22日午前1時10分ごろ、飲酒の影響で正常な運転が困難な状態で国道を約163キロまで加速して車4台が絡む多重事故を起こし、4人を死亡させ、3人に重傷を負わせた。
 判決を受け、事故で亡くなった山田久美子さん(当時46歳)の遺族は、弁護士を通じて「常識的な判断をしていただき感謝しているが、悔しさは消えることがない。まだ区切りをつけることができないという思いでいます」とするコメントを発表した。
    ◇
 閉廷後、裁判員の3人が記者会見を開き、報道陣の取材に応じた。
 公判では、新型コロナウイルスの感染防止策として、裁判員の席の間に透明なアクリル板を設置されるなどし、被告もマスクを着用。裁判員を務めた40代会社員の渡辺崇さんは「(被告の)表情が分かりにくいと思った。まばたきの回数などでうかがえる部分はあった」と述べた。
 また、裁判員の男性(65)は公判を振り返り、「社会や家族に与える影響を考え、飲酒運転は絶対にしてはいけないという認識を新たにした」と語った。
(2020年6月9日 毎日新聞)

コメントをかく


「http://」を含む投稿は禁止されています。

利用規約をご確認のうえご記入下さい

もくじ

名前で検索


 あ行

 か行

 さ行

 た行

 な行

 は行

 ま行

 や行

 ら行?

 わ行

 

管理人/副管理人のみ編集できます