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ブラジル視察は観光 旅費の返還請求、青森知事に命令

 青森県議2人のブラジル視察は五所川原市の事業に随行しただけの観光に当たり、県の公費支出は違法として、弘前市民オンブズパーソンが、県議に旅費を返還させるよう三村申吾知事に求めた訴訟の判決で、青森地裁は19日、訴えを認め、知事に対して2人に計約144万円を返還請求するよう命じた。
 飯畑勝之裁判長は、国際観光振興の調査などを目的とした2人の派遣について「市職員に終始同行し、独自の情報収集をしていた形跡はうかがわれない」と断定。帰国後の報告書も「市職員が作成した復命書とほとんど異なるところがない」と指摘した。視察の必要性を否定し、県議会の派遣決定を違法と結論付けた。
 判決によると2人は2015年2月10〜17日、五所川原立佞武多(たちねぷた)の山車をサンパウロのサンバカーニバルで披露する市の事業に同行。カーニバルや、現地の県人会の会員らを交えた昼食会に参加した。
 三村知事は「県の主張が認められず残念。判決内容を詳細に確認、検討した上で、適切に対処する」とのコメントを出した。
(2018年10月20日土曜日 河北新報)

「情報収集形跡ない」県議サンバ視察、成果・意義を強く否定/青森地裁判決

 2015年2月の青森県五所川原市のブラジル・サンバカーニバル視察事業に随伴した県議2人への公金支出は違法として、市民団体・弘前市民オンブズパーソンが三村申吾知事に対し、2人分の視察費約144万円を返還請求するよう求めた訴訟で、原告の主張を支持した19日の青森地裁判決は「(両県議が)独自に情報収集をしていた形跡がうかがわれない」「そもそも本件海外派遣は必要がなかった」などと視察の成果や意義を強く否定した。
 訴訟を通し、県は支出の妥当性を主張していた。三村知事は同日、「県の主張が認められず残念。県としては今後、判決内容を詳細に確認、検討した上で、適切に対処していきたい」とのコメントを発表した。
 視察した寺田達也県議は東奥日報紙取材に「判決内容をまだ見ていないので、コメントは控えたい」と話した。神山久志県議とは連絡が取れなかった。
 判決で飯畑勝之裁判長は、五所川原市の事業を両県議が調査することは「合理的な議員活動」と認めながらも、「(帰国後に)視察で得た成果を有効に活用したなどの事情は見当たらない」「市職員からの情報収集でも、視察の目的を達成することは十分可能」と指摘した。
 視察中、両県議が終始、市職員と行動を共にしていたことから「はじめから市職員以上の情報が入手できる余地は少ない」とし、視察や県人会との交流についても「必要がないか、内容、費用を目的に照らして、明らかに不相当だった」と評した。
 2県議の海外視察については、14年12月に県議会が本会議採決で賛成多数(反対2人)で海外派遣を認めていた。裁判長は「議会が本件派遣決定したことは、裁量権の行使に、逸脱または濫用があったと言わざるを得ない」と断じた。
 弘前市民オンブズは16年2月にも県監査委員に対し、県議に視察費を返還させるよう知事に求める住民監査請求を行ったが、同4月に棄却されていた。
 判決後、弘前市民オンブズの高松利昌事務局長は「議員の海外視察、視察旅行の在り方について問題提起し、訴訟の場で勝ったのは大きい。原資は県民の税金。議員個人の満足のために税金を使うのは許されない」と話した。
(10/20(土) 8:45 東奥日報)

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