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「強固な殺意」心神喪失認めず 日立妻子6人殺害 被告に死刑判決

 2017年に茨城県日立市の県営アパートで妻子6人を殺害し、建物に火を付けたとして、殺人と非現住建造物等放火の罪などに問われた同市の無職、小松博文被告(36)に対し、水戸地裁の裁判員裁判は30日、求刑通り死刑を言い渡した。結城剛行裁判長は「強固な殺意に基づく非常に危険かつ残虐な犯行。自首し、反省していたとしても斟酌(しんしゃく)には限度があり、死刑はやむを得ない」と述べた。弁護側は控訴するかどうかを数日中に判断する。
 公判では刑事責任能力の有無が争点となった。弁護側は事件当時、小松被告が心神喪失状態にあったとして無罪を主張。勾留中の18年11月に心肺停止となったことで事件当時の記憶を失って訴訟能力を喪失したとして、裁判を打ち切る「公訴棄却」を求めた。
 結城裁判長は判決で、小松被告が事件の数日前、妻の母らを訪ねた際に不自然な言動がなかったことなどから「自らの行為を十分理解しており、心神喪失でなかったことは明らか」と指摘し、刑事責任能力はあると認定。小松被告が事件当時の記憶を失ったと認めたが、弁護側の援助などにより意思疎通は可能で、訴訟能力はあると判断した。
 量刑の検討にあたっては、柳刃包丁やガソリンをあらかじめ準備し、被害者を複数回刺したことなどから計画性や殺意があったと認定。「妻や子を取られたくないために殺害するなど、動機は身勝手かつ自己中心的。被告が1年間定職に就かないことから離婚を切り出されたなど、死刑を回避すべき事情はない」とした。
 判決によると、小松被告は17年10月6日未明、自宅で妻と当時3〜11歳の子ども5人を包丁で複数回刺し、玄関付近にガソリンをまいて放火、死亡させた。【森永亨、長屋美乃里】
(6/30(水) 20:51 毎日新聞)

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