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茨城大生殺人 36歳被告に無期懲役の判決 水戸地裁

 茨城県美浦村で2004年、茨城大農学部の女子学生(当時21歳)を殺害したとして、殺人と強姦(ごうかん)致死の罪に問われた岐阜県瑞穂市の工員、ランパノ・ジェリコ・モリ被告(36)=フィリピン国籍=の裁判員裁判で、水戸地裁(小笠原義泰裁判長)は25日、検察の求刑通り無期懲役の判決を言い渡した。
 判決で小笠原裁判長は「通りすがりの被害者を無理やり連れ込み、3人全員が強姦した卑劣な犯行」と厳しく指弾した。その上でランパノ被告が「自ら強姦し、被害者の首を切るなど、殺害にも主体的に関与した」と断じ、「若さや飲酒による影響があった」と情状酌量を求めた弁護側の主張を退けた。
 判決によると、被告は04年1月31日、いずれもフィリピン国籍の男2人と共謀し、茨城県阿見町付近の路上で女子学生を乗用車に連れ込んで乱暴。同県美浦村内で首や胸を切るなどして殺害した。【韮澤琴音、太田圭介】
(2018年7月25日 15時09分(最終更新 7月25日 22時26分) 毎日新聞)

茨城大生殺害、無期判決 水戸地裁 比国籍男に「卑劣な犯行」

 美浦村で2004年1月、茨城大農学部2年、原田実里さん=当時(21)=が殺害された事件で、殺人などの罪に問われたフィリピン国籍で岐阜県瑞穂市、ランパノ・ジェリコ・モリ被告(36)の裁判員裁判判決公判が25日、水戸地裁で開かれ、小笠原義泰裁判長は「被害者の人格を踏みにじる卑劣な犯行」として、求刑通り無期懲役の判決を言い渡した。
 判決理由で小笠原裁判長は、被告が共犯2人と口封じのため殺害を事前に話し合っていたと指摘。首を絞めた上、息を吹き返さないよう被告が刃物を渡し、3人で首を複数回切ったとして、「執拗(しつよう)、残虐な犯行で殺意の強固さも明らか」と述べた。
 共犯者の影響や若年であったことが犯行をエスカレートさせたとする弁護側の主張については、「いずれも量刑上重視できない」と退けた。
 その上で被告が起訴内容を認め、反省している点を踏まえても「有期懲役刑を選択すべき事情はない」と結論付けた。
 判決によると、ランパノ被告は同国籍の男2人=国際手配中=と共謀し、04年1月31日午前0時ごろから午前6時半ごろまでの間、阿見町付近の路上で、通行中の原田さんの腕をつかんで車に連れ込み、乱暴して首を圧迫し、美浦村舟子の清明川付近で首を刃物で複数回切り、胸部を複数回突き刺し殺害した。(吉原宗康)
(7/26(木) 4:00 茨城新聞)

「恐怖 筆舌に尽くしがたい」…茨大生殺害事件

 2004年1月に茨城大の女子学生(当時21歳)を殺害したとして、殺人罪などに問われたフィリピン国籍で岐阜県瑞穂市、工員ランパノ・ジェリコ・モリ被告(36)の裁判員裁判。被告の謝罪の言葉を聞いたうえで、裁判員たちの下した判決は、求刑通りの無期懲役だった。
 25日午後3時、水戸地裁210号法廷。「無期懲役に処する」。小笠原義泰裁判長から主文をそう告げられた後、ランパノ被告は証言台の前の椅子に座り、判決理由にじっと聞き入った。
 判決では、突然被害に遭った女子学生の「屈辱や恐怖、苦しみは筆舌に尽くしがたい」としたうえで、未解決事件に長年向き合った被害者遺族の苦しみも「察するに余りある」と説明。殺人の「執拗しつよう、残虐」な犯行態様や、「主体的に関与」した役割などを挙げて、弁護人の主張した有期懲役刑を選択すべき事情はないと述べた。
 閉廷後、ランパノ被告は被告人席に座ったまま前かがみになり、額を目の前の机に押しつけるようにして、大きくうなだれた。
 公判後、裁判員が記者会見に臨んだ。北茨城市に住む60歳代の会社員男性は、「自分も子供を亡くしたことがある。被害者の親の気持ちがすごく分かり、涙を流しながら聞いた」と振り返った。20歳代の男性は、「行ったことに関してしっかり償わないといけないと思った。被害者遺族の気持ちを考える中で出した判断。これが正解だったのかな」と話した。
(2018年07月26日 読売新聞)

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