報道等をもとに日本の裁判官の情報を収集、掲載しています。

「記憶喪失」公判停止せず 妻子6人殺害の区分審理

 平成29年に茨城県日立市の県営アパートで妻子6人を殺害し火を付けたとして殺人罪などに問われた無職、小松博文被告(35)の裁判のうち、詐欺罪などの区分審理初公判が2日、水戸地裁で開かれ、小松被告は「覚えていないので、何とお答えしていいのか分からない」と述べた。結城剛行裁判長は被告の記憶喪失を認めた上で、弁護側の公判停止の申し立てを退けた。
 弁護側は、被告が勾留中の30年11月26日に心肺停止となり、後遺症で事件当時の記憶が欠落していると主張。刑事訴訟法に基づく公判停止を求めた。
 これに対し結城裁判長は、公判前の精神鑑定結果などから、被告の記憶回復の見込みはないと認定する一方で「弁護人や裁判所の適切な援助などによって、訴訟行為を理解し、コミュニケーションを取ることは可能」と指摘。心神喪失に該当せず、公判停止としなかった。
(2020.6.2 18:18 産経新聞)

記憶喪失認めたが「公判可能」 妻子6人殺害被告 詐欺区分審理で水戸地裁

 2017年10月に茨城県日立市の県営アパートで妻子6人を殺害して火を付けたとして、殺人罪などに問われた無職、小松博文被告(35)の裁判のうち、詐欺罪などを対象とした区分審理の初公判が2日、水戸地裁であった。
 起訴内容について問われた小松被告は「覚えていないので、なんとお答えしていいか正直分からない」と述べた。結城剛行裁判長は、被告が記憶喪失であることを認めたが、弁護側の公判停止の申し立ては退けた。
 弁護側は、被告は勾留中の18年11月に心肺停止となり、事件当時の記憶を喪失したと主張。当時の行動を認識しておらず、検察側の主張に適切に反論できない恐れがあるとして、刑事訴訟法に基づく公判停止を申し立てた。
 結城裁判長は被告について、意思疎通ができない状態ではなく、弁護士の援助があれば公判を続けられると判断。心神喪失ではないとして、公判停止の申し立てを退けた。
 起訴状によると、小松被告は16年11月と17年5月、日立市内の金融機関で氏名を削った運転免許証を示して口座を開設し、販売店で携帯電話をだまし取ったなどとされる。
 検察側は冒頭陳述で「偽造の免許証を利用して携帯電話機をだましとろうと考えた」と指摘。公判停止の申し立てが退けられたため、弁護側は、当時の行動の認識や記憶がないとして、起訴内容について全面的に争う姿勢を示した。
 区分審理は、裁判の長期化を避けるため、裁判員裁判の対象外の内容を裁判官だけで審理し、有罪か無罪かの部分判決を出す。殺人罪などは今後、裁判員裁判で審理し、判決が言い渡される。【川島一輝】
(2020年6月3日 10時25分(最終更新 6月3日 10時25分) 毎日新聞)

コメントをかく


「http://」を含む投稿は禁止されています。

利用規約をご確認のうえご記入下さい

もくじ

名前で検索


 あ行

 か行

 さ行

 た行

 な行

 は行

 ま行

 や行

 ら行?

 わ行

 

管理人/副管理人のみ編集できます