報道等をもとに日本の裁判官の情報を収集、掲載しています。

服役中に骨折し後遺症 国に2800万円賠償命令

 兵庫県姫路市の郵便局で2001年に起きた強盗事件で服役し、再審請求しているナイジェリア国籍の元受刑者の男性(41)が、神戸刑務所(明石市)に服役中、骨折し適切な治療を受けられず後遺症が出たとして、国に慰謝料など約4300万円を求めた訴訟の判決が11日、神戸地裁姫路支部であった。惣脇美奈子裁判長は主張を認め、国に約2800万円の支払いを命じた。
 判決によると、男性は服役中の07年3月、運動中に転倒して左肘を脱臼し、外部の民間病院でギプス固定などの処置を受けたが、その後に適切な治療がされず、握力が弱まるなどの後遺症が出た。
 惣脇裁判長は「ギプス固定の角度が十分でなかった可能性が高い」と指摘。ギプスを外す際も、回復度合いを確認するレントゲン撮影を受けさせる注意義務を怠ったとし、国の責任を認めた。
 男性の代理人弁護士は「国の不法行為が認められた」と評価。神戸刑務所は「担当者が不在でコメントできない」としている。
 男性は服役後、12年3月に再審請求。最高裁は今年10月、神戸地裁に審理を差し戻した大阪高裁決定を支持し、男性側の特別抗告を棄却している。
(2017/12/11 20:03 神戸新聞)

服役中の脱臼で後遺症 国に2800万円賠償命令 姫路

 神戸刑務所(兵庫県明石市)で服役中にひじを脱臼した際、適切な治療を受けられず後遺障害が残ったとして、ナイジェリア国籍の男性(41)が国に慰謝料など約4300万円を求めた訴訟の判決が11日、神戸地裁姫路支部であった。惣脇美奈子裁判長は「2年近く放置された」と述べ、国に約2800万円の支払いを命じた。
 判決によると、男性は服役中の2007年3月、運動中に転倒し、左ひじの関節を脱臼。医師のギプス固定などの処置が十分でなかったため再び脱臼したが、痛みを訴えても、その後の診察では見落とされ、左腕の動かせる範囲が狭まったり筋力が低下したりした。
 神戸刑務所の上田智久総務部長は「判決を十分に検討し、協議して対応を考えたい」と話している。
 男性は01年に兵庫県姫路市であった郵便局強盗事件で懲役6年の実刑判決を受けて服役。09年に出所した後、神戸地裁姫路支部に無罪を訴え、裁判のやり直し(再審)を請求した。同支部は棄却したが、大阪高裁は昨年、地裁に審理を差し戻す判断をし、最高裁も高裁の決定を支持した。
(2017年12月11日21時03分 朝日新聞)

コメントをかく


「http://」を含む投稿は禁止されています。

利用規約をご確認のうえご記入下さい

もくじ

名前で検索


 あ行

 か行

 さ行

 た行

 な行

 は行

 ま行

 や行

 ら行?

 わ行

 

管理人/副管理人のみ編集できます