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「あおり運転でうつ病に」相手運転手に賠償命じる 神戸地裁

 兵庫県の男性が車を運転中、別の車に猛スピードで追いかけられるなどして、うつ病になったと主張して相手の運転手に治療費などを求めた裁判で、神戸地方裁判所は「あおり運転」が発症の原因となったと認定し、700万円余りの賠償を命じました。
 この裁判は、兵庫県内に住む男性が平成24年に神戸市灘区の市道で車を運転中、追い越した車に追いかけられるなどしてうつ病になったと主張して、相手の運転手に治療費などおよそ8800万円を求めていたものです。
 裁判で被告側は「原告の車から幅寄せされたので注意しようとしただけだ」と主張しましたが、神戸地方裁判所の姥迫浩司裁判官は、判決で「被告は腹を立てて猛スピードで追いかけ、原告の車が赤信号で停車すると車を降りて近づき『出てこい』『開けろ』とどなりながら、拳でたたいたりドアを何度も蹴ったりした」と指摘し、あおり運転や暴力行為を認定しました。
 そのうえで「原告は8日後には医師の診察を受け、『ショックで眠れず、車を運転しても後ろの車が気になる』と相談しうつ病と診断されている。被告とのトラブルは客観的に見ても相応の恐怖を受けるものだ」として、あおり運転などをうつ病を発症した原因と判断し、およそ720万円を支払うよう被告に命じました。
 原告の男性「同じ被害受けた人の希望に」
 判決について原告の男性は「裁判所が事実経過を正しく認定してくれたことを大変うれしく思います。同じような被害を受けながら訴訟も起こせず苦しんでいる人がほかにもたくさんいると思います。今回の判決が、そういったかたの希望につながればいいと思います」などというコメントを出しました。
(2020年10月28日 18時09分 NHK)

「あおり運転でうつ病」地裁認定 720万円の賠償命令

 あおり運転をされるなどしたため、うつ病を発症したとして、兵庫県内に住む男性が相手の男性運転手に約8800万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が神戸地裁であった。姥迫(うばさこ)浩司裁判官は、運転手に約720万円の支払いを命じた。判決は27日付。
 判決によると、男性は2012年11月5日未明、神戸市灘区の市道を車で走行中、追い越した車から猛スピードで追走された。男性が赤信号で一時停止したところ、車から降りた運転手は男性の車の窓ガラスをたたき「開けろ。出てこい」などと大声をあげたり、ドアを何度も蹴ったりした。
 男性は8日後、受診した医療機関で「ショックで頭痛や不眠、運転中に後方の車が過度に気になる症状が表れた」と相談。その後出勤できない状態となり、うつ病と診断された。
 姥迫裁判官は「今回のトラブルの内容自体、客観的に相応の恐怖を与えるもの」として、あおり運転や暴行行為とうつ病の因果関係を認定した。
 男性は代理人弁護士を通じ、「同様の被害を受けながら訴訟も起こせず苦しんでいる方が他にもたくさんいると思う。今回の判決が、そういった方の希望につながればいいと思います」とコメントを出した。(森下友貴)
(10/30(金) 12:14 朝日新聞)

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