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橋桁落下10人死傷で有罪 神戸地裁「判断誤り」

 2016年に神戸市北区の新名神高速道路建設現場で作業員10人が死傷した橋桁落下事故で、神戸地裁は23日、業務上過失致死傷罪に問われた横河ブリッジ(千葉県船橋市)の元現場所長、福持陽光被告(45)に禁錮3年、執行猶予5年(求刑禁錮3年6月)の判決を言い渡した。小倉哲浩裁判長は判決理由で「判断の誤りで多くの死傷者を出した」と指摘した。
 小倉裁判長は「さしたる根拠もなく地面を踏んだ感覚などから地盤は固いと感じ、調査は必要ないと判断した。安全面に細心の配慮が求められる現場所長として軽率だ」と批判。地盤沈下の報告を受けたのに工事を続けたとして「落ち度は大きい」と結論付けた。
 一方で「個人のみに全責任を負わせるのにはちゅうちょがある」と述べ、執行猶予とした。
 判決によると、事故は起こらないと判断して適切な地盤調査をせず、16年4月22日に地盤沈下で東側支柱が傾き重さ約1380トンの橋桁が落下したことで2人を死亡させ、8人に重傷を負わせた。
 横河ブリッジは「判決を厳粛に受け止め、同様の事故を起こさないよう再発防止に全力で取り組む」とのコメントを出した。〔共同〕
(2019/4/23 17:34 日経新聞)

新名神橋桁落下、現場所長に禁錮3年判決

 神戸市北区の新名神高速道路の建設現場で平成28年4月、橋桁が落下し作業員10人が死傷した事故で、業務上過失致死傷の罪に問われた橋梁(きょうりょう)大手「横河ブリッジ」(千葉県船橋市)の元現場所長、福持陽光(ひろみつ)被告(45)の判決公判が23日、神戸地裁で開かれた。小倉哲浩裁判長は「判断の誤りで多数の死傷者を出した」として禁錮3年、執行猶予5年(求刑禁錮3年6月)を言い渡した。
 小倉裁判長は判決理由で、福持被告は事故の危険性を過小評価していたとした上で、「安全確保に細心の配慮が必要な現場で軽率、不適切な判断をした」と指弾。一方、過失を認めて被害者側と示談交渉を進めている点を考慮し執行猶予とした。
 判決によると、福持被告は地盤沈下などの危険性を認識しながら必要な安全措置を講じず、橋桁が落下したことで作業員2人を死亡、8人に重傷を負わせた。
(2019.4.23 18:36 産経新聞)

新名神橋桁落下事故 元現場所長に有罪判決 神戸地裁

 神戸市北区の新名神高速道路建設現場で2016年、作業員2人が死亡し8人が重傷を負った橋桁落下事故で、業務上過失致死傷罪で在宅起訴された工事元請け「横河ブリッジ」(千葉県船橋市)社員で当時の現場所長(45)=大阪府泉大津市=に対する判決公判が23日、神戸地裁であった。小倉哲浩裁判長は禁錮3年、執行猶予5年(求刑禁錮3年6月)を言い渡した。
 判決によると被告は16年4月22日、橋桁(長さ約123メートル、重さ約1379トン)の架設工事で、国道176号上に橋桁を落下させ、作業員らを死傷させた。
 事故原因については、橋桁を支える設備の地盤が不均等に沈下したためと指摘。「必要な調査を行わず、適切な地盤改良を怠った。極めて軽率で不適切」とし「前日や当日に沈下を知りながら工事を継続させた判断の誤りが、多数の死傷者を生じることに直結した」とした。働き盛りで30代の2人が亡くなり、重い後遺症の人も多く「結果は誠に重大で悲惨」とした。
 一方で、事故の要因として他部門の問題点にも言及。「被告のみに事故の全責任を帰することには躊躇を覚える」とし、反省の態度などを踏まえて執行猶予を付けた。判決後、小倉裁判長は「(実刑にするか)相当悩んだが、ぎりぎりの判断で刑を猶予にした」とし、贖罪の気持ちを持ち続けるよう諭した。
 同社は「安全施工と事故の再発防止に全力で取り組んでまいります」とコメント。弁護側は控訴しない意向を示した。
(4/23(火) 13:46 神戸新聞)

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