報道等をもとに日本の裁判官の情報を収集、掲載しています。

住人男性に退去命じる 借り上げ復興住宅訴訟、神戸地裁

 阪神・淡路大震災の被災者向けに神戸市が賃貸で提供した借り上げ復興住宅「キャナルタウンウェスト」(同市兵庫区)1号棟で暮らす男性(67)に対し、20年の借り上げ期間が過ぎたとして、同市が住宅明け渡しを求めた訴訟の判決が17日午後、神戸地裁であり、冨田一彦裁判長は男性に明け渡しを命じた。
 同様の訴訟は神戸市が12世帯に起こしており、地裁判決は3例目で、いずれも市側の訴えを認めた。入居許可書に借り上げ期間やその後の明け渡し義務が記載されていなかった事例での判決は初めて。
 裁判で男性の弁護団は「市は公営住宅法に基づく事前通知を怠っており、明け渡し請求は認められない」などと主張。一方、神戸市側は、借り上げ期間満了で明け渡し請求ができるとした公営住宅法の規定などを基にして、退去を求めていた。
 男性は震災で西宮市内の自宅が全壊し、避難所や公園で暮らした後、1999年から同住宅に入居。借り上げ期間が2016年1月で満了したとして提訴されていた。
 今年5月の尋問で男性は、持病を抱える中で退去を求められて「眠れない」「体重が22キロ落ちた」と語ったほか、転居した際の転倒や認知症発症の危険性増大などを挙げ「(部屋には)私が生きるための全てが詰まっている」と継続入居を訴えていた。
(10/17(水) 14:06 神戸新聞)

神戸の復興住宅に明け渡し命令 期限の事前説明なしで初

 阪神・淡路大震災で家を失った人たちの住まいとして神戸市が借り上げた復興住宅に入居期限経過後も住んでいる男性(67)に市が明け渡しを求めた訴訟で、神戸地裁(冨田一彦裁判長)は17日、市側の訴えを認め、男性に明け渡しを命じる判決を言い渡した。
 市の借り上げ期間(20年)が過ぎた復興住宅からの立ち退きをめぐっては、神戸市と兵庫県西宮市が2016年以降、住民計19世帯に明け渡しを求めて提訴。過去2件の一審判決ではいずれも自治体側の明け渡し請求が認められてきた。ただ、今回退去を求められた男性は1999年の入居時、市から入居期限があることを説明されておらず、事前説明のないケースでは初の司法判断だった。
 市は説明ミスを認める一方、明け渡し請求の是非には影響を与えないと主張。
 男性側の弁護団は、事前の説明がない限り、一般的な市営住宅と同様に期限なく住み続けられると考えて当然だと指摘。高齢で病気を抱えた男性の事情も踏まえ、入居継続を認めるよう訴えていた。
(10/17(水) 19:09 朝日新聞)

コメントをかく


「http://」を含む投稿は禁止されています。

利用規約をご確認のうえご記入下さい

もくじ

名前で検索


 あ行

 か行

 さ行

 た行

 な行

 は行

 ま行

 や行

 ら行?

 わ行

 

管理人/副管理人のみ編集できます