報道等をもとに日本の裁判官の情報を収集、掲載しています。

車いすで万引き「故意を認定できない」…無罪に

 万引きしたとして、窃盗罪に問われた車いすの男性(76)(神戸市兵庫区)に対し、神戸地裁は28日、無罪(求刑・懲役1年2月)を言い渡した。
 安達拓裁判官は「窃盗の故意を認定できない」と述べた。
 男性は今年3月、神戸市兵庫区の雑貨店の店外で、キャットフード6点(計約1000円相当)を持っていたのを店長に見つかり、その後、窃盗罪で起訴された。
 安達裁判官は判決で、「車いすを使う男性が別のレジで精算するため、未精算の商品を車いすに載せたまま、(通りやすい)店外の通路を利用したと考えるのは、不合理とまでは言えない」と指摘した。
 神戸地検の永幡無二雄次席検事は「判決内容を検討し、上級庁と協議して適正に対応したい」とした。
(2017年09月29日 16時48分 読売新聞)

キャットフード万引に無罪 「故意は断定できない」 車いす押して移動の男性

 神戸市兵庫区の雑貨店で3月、押して使用していた車いすにキャットフード6点(計約千円相当)を載せ、代金を支払わず万引したとして窃盗罪に問われた同区の男性(76)に神戸地裁(安達拓裁判官)は現場の状況などから「窃盗の故意があったとは断定できない」として無罪(求刑懲役1年2月)を言い渡した。判決は28日付。
 判決によると、男性は出入り口付近の棚にあった缶入りキャットフードを持参したレジ袋に入れて車いすに載せ、店外の通路を移動。店長が警察官に引き渡した。
 安達裁判官は、店内の通路は幅が狭く段ボール箱などが置かれており、車いすを押して移動するのは難しいと指摘。周囲に客がおり、自分のレジ袋に入れても精算済みと装う目的とは言えないことや現金約3万4千円を持っていたことも挙げ、故意はないと判断した。
 神戸地検の永幡無二雄次席検事は「上級庁と協議し適正に対応したい」とコメントした。
(2017.9.29 16:18 産経WEST)

「車いすでキャットフード万引き」76歳男性に無罪判決

 神戸市兵庫区の雑貨店で万引きをしたとして、窃盗罪に問われた同区の車いす利用者の男性(76)に対し、神戸地裁は28日、無罪(求刑懲役1年2カ月)を言い渡した。安達拓裁判官は「窃盗の故意を認定できない」と述べた。
 判決によると、男性の起訴内容は3月1日、店舗前に陳列されていたキャットフード6点(計1044円)を持参したレジ袋に入れ、万引きしたというもの。男性は自分の車いすの座面に商品を置き、両手でいすを押しながら店の反対側に抜ける路地に入ったところで、店長に呼び止められた。
 判決は、店内の通路は段ボールや脚立が置かれ、車いすで通るには狭かった、と指摘。男性が店の反対側にあるレジに行くのに「路地を利用したいと考えるのは不合理とまではいえない」と述べた。
(2017年9月30日08時16分 朝日新聞)

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