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教諭自殺「パワハラ原因」県と市に賠償命令 鹿児島地裁

 鹿児島県曽於市の市立中学校で女性教諭だった久留恵(ひさどめめぐみ)さん(当時32)が自殺したのは、校長らのパワーハラスメントなどが原因だとして、両親が県と市に損害賠償を求めていた訴訟の判決が12日、鹿児島地裁であった。吉村真幸裁判長は、「(当時の)校長らの行為と自殺の間には相当因果関係がある」と認め、県と市に約4360万円の支払いを命じた。
 久留さんはこの中学校に音楽教師として勤めていた2006年10月、「今まで受けたいじめは指導以上のパワーハラスメントです」などと当時の校長や教頭らにあてた遺書を残して自殺。両親が県と市に約9600万円の支払いを求め、08年10月に提訴していた。
 判決によると、校長らは05年、久留さんに教員免許のない国語の授業も担当させ、週の授業時間は8時間増えて20時間になっていた。指導力不足の教員だとして県教委の研修を受けさせたり、退職を促したりした。
 吉村裁判長は、こうした行為が「久留さんに心理的に大きな負荷を与えた」と認定。久留さんが精神科を受診しているにもかかわらず、研修を受けさせる際に県教委に報告せず、主治医にも状況を確認しないなど「過失があった」とも指摘した。
 原告弁護団の森雅美弁護士は「おおむね主張通りで評価できる判決」、両親は「事実関係と校長らの責任が認めてもらえて、うれしい」とコメントした。県教委と市教委は、ともに「判決文が届いてから、今後の対応を検討したい」としている。(滝沢文那)
(2014年3月13日 朝日新聞)

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