報道等をもとに日本の裁判官の情報を収集、掲載しています。

【山口】警察官パワハラ裁判・原告が一部勝訴

 現職の男性警察官が上司からのパワハラを訴えていた裁判です。山口地裁は男性警察官の訴えの一部を認め、県警を管轄する県に80万円の賠償を命じました。
 上司からパワハラを受けたとして、県に対し損害賠償を求めていたのは当時、光警察署に所属していた40代の男性警察官です。
 男性警察官は2016年に光警察署内で起きた業務上横領事件で関与を疑われ取り調べを受けました。
 しかし、実際は横領に関与していませんでした。その取り調べの中で自身の借金や女性問題が発覚。
 これを理由に男性警察官は上司から毎日のように退職や降格を迫られ、自律神経失調症を発症したといいます。
 原告側は、男性警察官が取り調べ中に録音したという音声データを裁判所に提出していました。
 ☆ボイスレコーダーの音声:「もう絶対お前については、悪い将来しか見えんから、お前は今から決めて、自分で要は辞職願出して、やり直せ」「辞めれコールしかない。俺はもうこれだけ色々辞めた後のコースを説明したんじゃけぇ。それを考えたらお前にはこれしかないんちゃあ。(警察に)残る選択肢は有り得ん」
 男性警察官は県に対して慰謝料など500万円の損害賠償を求めました。一方、
 県側は「パワハラや私生活への違法な介入もない」「男性警察官の非違(ひい)行為に対する適法な指導や事情聴取だった」などと主張していました。
 きょうの裁判で山口格之裁判長は「男性警察官は違法に退職や降格を勧められたことにより不当な心理的圧迫を受け多大な精神的苦痛を被った」など訴えの一部認めて、県側に慰謝料80万円の支払いを命じました。
 ☆原告側 代理人 山本直弁護士会見:「当方が最も重視していた退職強要と降格強要について一部ではあるものの違法であると評価された点で、当方としては判決についてはある程度評価することができ、今後の同種事件における先例となり得る価値があるものと肯定的にとらえている。それを踏まえまして山口県警は判決で指摘された問題点を踏まえて組織の在り方を今一度見直したうえで、これまでと同様、山口県の治安の維持と県民の安全のために尽力していただきたいと願うところであります」
 「原告本人が言っているのは、『警察官といえども人権があって、良好な就労環境を享受する権利があると思うので自分のような思いをする人が今後出ないようにしていただきたい』とおっしゃっている」
(9/8(水) 20:00 山口朝日放送)

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