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福谷被告に有罪判決 山口地裁 「入札の公正害した」

 周南市の官製談合事件で公契約関係競売入札妨害罪に問われた同市の建設会社「福谷産業」元社長、福谷徳三郎被告(66)の公判で、山口地裁は7日、懲役1年6月、執行猶予3年(求刑懲役1年6月)の判決を言い渡した。
 桂川瞳裁判官は市都市整備部次長兼区画整理課長の国沢智己被告(60)=官製談合防止法違反の罪で公判中=が市発注工事の設計金額を入札前に福谷被告に漏らした犯罪事実を認定。福谷被告に「設計金額に基づき圧倒的有利な条件で落札し、市の競争入札制度の公正を害し、社会の信頼を損ねた」と述べた。
 その上で「国沢被告が市財政部技監兼検査監になった2016年4月以降、繰り返し入札予定工事の設計金額を事前に聞いていた」と設計金額の漏えいが常態化していたことを指摘した。
 一方で「福谷産業は県と市から指名停止処分を受け、福谷被告も社長を辞任し、社会的制裁を受けた」と執行猶予を付けた理由を挙げた。
 福谷被告は保釈中でグレーのスーツで入廷し、うなだれ気味に判決文の朗読を聞き入った。閉廷後は記者の問いかけに応じず、裁判所を立ち去った。
 判決によると、福谷被告は16年11月24日に入札のあった周南市発注の周南緑地メーンエントランス整備工事の条件付き一般競争入札で、当時技監の国沢被告から工事の設計金額(2760万6千円)を前もって教わり、それに基づいて判断基準額を割り出し、判断基準額と同額の2447万3540円で落札した。
 17年12月6日入札の徳山動物園リニューアル北園広場工事でも国沢被告から設計金額(8901万9千円)を聞き出し、判断基準額に近い8015万280円で落札した。
(2019年03月08日 新周南新聞)

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