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盗難の国宝刀剣3振り、引き渡し請求棄却 被告所有と認めず 山形地裁判決

 公益財団法人「蟹仙洞(かいせんどう)」(山形県上山市矢来4)が1991年に盗まれた国重要文化財の刀剣3振りの引き渡しなどを求めた民事裁判の判決が6日、山形地裁(貝原信之裁判長)で行われ、原告の請求はいずれも棄却された。原告側は控訴する方針。
 刀剣3振りは、「太刀 銘 備前(びぜんの)国(くに)長船(おさふね)兼光(かねみつ)延文元年十二月 日」「太刀 銘 備前(びぜんの)国(くに)長船(おさふねの)住(じゅう)長義(ながよし)」「太刀 銘 来国(らいくに)次(つぐ)」。
 91年に蟹仙洞は3振りを含む刀剣12振りを盗まれた。容疑者は後に逮捕されたが、刀剣は行方不明のままだった。2014年、刀剣を保管する大阪府の男性収集家から蟹仙洞に連絡があり、男性側に書面で刀剣の返還を求めたが、男性側が応じなかったため所有権を巡り、15年に提訴した。被告側は当初、刀剣3振りを所有していることを認めていたが、その後撤回し、原告が返還を求める3振りとは違う刀剣を所有していると主張してきた。
 判決によると、蟹仙洞から盗まれた刀剣は被告が所有する刀剣とは認められず、被告が返還を避けるために刀剣を偽造したり、偽造された刀剣を購入したりしたとは考えがたいとして、請求を退けた。
 原告側は裁判後、記者会見を開き、「判決に驚いた。本物の刀剣は被告が買って持っていると思う。控訴審では、客観的な事実に基づいて判断してもらいたい」と話した。【日高七海、的野暁】
(2019年8月6日 18時58分(最終更新 8月6日 18時59分) 毎日新聞)

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