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漁港施設許可「違法」 小樽市に5500万円賠償命令 札幌地裁 /北海道

 小樽市高島の漁港区を拠点とした遊覧船事業を巡り、船の係留許可や関連施設の設置許可などを取り消されて廃業を余儀なくされたとして、同市の観光業者「ラファ」が市に対し、約1億3300万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が8日、札幌地裁であった。広瀬孝裁判長は「許可には違法な公権力の行使があった」などと違法性を認定し、市側に約5500万円の支払いを命じた。
 判決によると、市は2016年、漁港区に係留設備や休憩用施設を建設するなどの許可を出し、ラファは関連施設を建設した。しかし、市は漁港区におけるこうした施設の設置は条例に反するとして、18年に許可を取り消した。広瀬裁判長は、関連施設の建設などは市側の違法な許可に基づいてなされたものと認め、原告側が施設などに関して認可後に支出した費用は市側が負うべきだと判断した。
 市は「判決は前市長の下、違法な許認可によって発生した。内容を精査する」とのコメントを出した。
 前市長の森井秀明氏は15年4月〜2018年8月に市長を務めた。当時、市議会はラファ経営者が森井氏の後援会に関係していたことから「便宜供与」などと問題視。市の第三者委員会は17年に「係留施設の設置は条例違反で一連の許可を取り消すべきだ」と指摘し、市議会は市長の辞職勧告決議を2回可決していた。【谷口拓未】
(2021/10/9 毎日新聞)

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